最近になってようやくハッキリ自覚したのだが、自分は病的にせっかちというか、短気な性格だ。
どれぐらいせっかちかと言えば、例えばバスを1時間待つ以外に代替手段がないという状況でさえ、凄まじくイライラする。
イライラしたところでバスが10分後に来るようになるわけでもないのに、完全にエネルギーの無駄というか、絵に描いたような空回りだ。
この性格で損をすることは色々あるだろうけど、直近で困っているのはスポーツや楽器等の技術習得の場面。
習得というのは教わることと身に付けることがセットになっているけど、自分の場合、教わったことを脇目も振らずがむしゃらに取り組み、動作を完全自動化するアプローチしか持ち合わせていない。
教わったことの要点をきちんと頭で整理し、消化するプロセスが欠落しているので、教わったことしか出来るようにならない。
普通の人が1教わったら自学自習を通して234くらいまで分かるようになる所が、自分は1教わって1だけ身に付く感じで、発展性ゼロなのだ。
即ち「せっかちなのに要領が悪い」と。あるいは「不器用な脳筋」か「無能な働き者」か。
最近だと、こういうせっかちさは「多動性」の発現の一つと言われているようだけど、集中力が持続しないとか、昔遅刻魔だったとかも加味すると、恐らく自分も当てはまると思う。
まあ本当に当てはまるかどうかはともかく、「せっかちな性分」が日常生活に悪影響を及ぼさないよう、何らかの工夫は絶対に必要だろう。
実際、遅刻癖は出かける準備の時から常に時計を持ち歩くようになって「5分前行動」くらいに落ち着いたし、待つときのイライラは常に暇つぶしのアイテムを携行し、それに取り組むなどしてどうにかなっている。
行き急ぐと早死するよ