2013-07-08

アニメは人をおかしくする”は言いがかり

じゃあドラえもんサザエさんは人をおかしくしたのか?

政治番組や芸能番組ドラマバラエティー等、実在する人が人をおかしくする・影響させる事は多々見られるが

非実在人間実在人間おかしくするのであれば、実在人間非実在人間によって動かされているという有り得ない事が成立してしまうのではないか

人間を動かすのは同じ人間でなければありえない。

例えば、棒倒しを行うには、実在する人が棒を動かさなければ棒は倒れない。

非実在人間はその棒に触れる事ができないだけでなく、音や絵を通しても棒に何ら影響を与えることが出来ないからだ。

まりドラえもんサザエさんといった非実在人間人を動かす事ができない。

非実在人間人を動かすには非実在人間を動かす実在人間存在必要になってくる。

それが煽情家というものだ。

彼らはアニメという媒体を通して人に何らかのシンパシーを訴えかける。

これはアニメ媒体とした実在人間から実在人間への政治運動のそれだからだ。

アニメのものが人を動かしているわけではない。

アニメに思想や思惑を吹き込む実在人間存在が、結果として人を動かしているのに過ぎない。

すなわち、アニメは人をおかしくするというのは前提条件として“人が動かしている状態”でなければならない。

人が動かすアニメ政治的や宗教的な思想・思惑によって人を何らかの影響下に動かす事が可能だ。

しかし、棒倒しのようにアニメ単体では何の力も効力も持たない。

そこに実在する人間の力が加わって初めて人が動かされるのだ。

アニメは人をおかしくする”のは言いがかりだ。

おかしな人は元から人に影響された人なのだ

宗教依存とか政治依存とかネット依存とかセックス依存とかといった依存症の類は間違いなく実在する人を通して発症する。

感染だって、人から人に、あるいは動物から人にしか感染しない。

アニメという非実在人間から政治シンパシーを感じ取る事が出来るのは、そのアニメに吹き込む実在人間が問題であり、

アニメ単体にその力がないことは、前述の例を見ても明らかだ。

総じて、“アニメは人をおかしくする”というのはそもそも破綻した考えなのだ

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