2013-05-26

一体どうして自分を信じられる?

去年チャンスに恵まれたので転職し、

現在は新しい業種で下っ端として働いている。

一流を目指そうとか、大それた志はなかったのだが、

たまたま会った先輩の目に留まり、直接手ほどきを受けている。

そしてその先輩が圧倒的な存在なのだ

実力も人望も地位も名誉家族も家柄も持っている。

将来も約束された一目置かれた若手エース

本業の他にも、沢山の趣味や素晴らしいセンス

天性の明るさと屈託のなさ、眩いばかりの経歴。

自分を信じる強さ、信念、確立した世界観

どこを切り取っても同じ人間は思えないスーパースターである

何の知識もなく転職した私が、そんな方の直下で学べるなど、

これほどの幸運はまずないだろう。

一生で一番の幸運だと私も思っている。

しかし、なのだ

しかし、私はなかなかの根暗なのである

先輩のことを考える度、自分ポテンシャルの低さに呆然とする。

同じ道を歩もうとする自分の浅はかさを感じずにはいられない。

煮え切らない私に気付き、「あなたの力を信じています」と繰り返し先輩は伝えてくれる。

だけど、一体どうしてそれを信じられるのだろう。

信じる根拠がなければ、信じられない根拠もない。

自分ダメだと言えば、全てはそこで終わってしまう。

できないと言う人を説得し続けるお人好しはいない。

前に進まない自分に、自分でも愛想が尽きそうだ。

はいえ、いつ見限られ見捨てられるかと怯えながら

全力投球を続けるのは大変だ。

「羨ましい」を適切なエネルギーに変換できたらいいのに。

先人たちも、不安定なまま、腑に落ちないまま、

騙しだまし進んでいたのだろうか。

なんて、鬱々としていたら業務メールが来ていた。

時は刻一刻と過ぎてゆく。迷わず進みたいと切に願う。

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