新しい人と出会って出身の話になると、未だにきまって震災大丈夫でしたかーといわれるのが鬱陶しい。
こういう人は、家族死んだから全然大丈夫じゃないよ、子供できても放射線が怖くて福島の両親のところには連れて行けないんだよ、
福島で寝たきりの祖父母はおでの孫の顔見られないんだよ。といったらどうするんだろう。
大丈夫じゃないといわれたときの反応をちゃんと用意しているのだろうか?
はっきりいって初対面の人が、おでの郷土、両親を心配する理由はないはずだ。しらじらしいだけなのでやめてくれ。
初対面のテーマは天気とか趣味とか他にもある。重い話は、ある程度仲良くなってからすべき。
反原発、原発推進で政治的な話につながりやすいことから考えても、初対面の話としてはタブーだ。
あるいは表面上も心配しているのではなく、どのくらいヤバかったのか知りたいという好奇心で訊いているだけだろう。
訊いている方にとっては、たった一度のお節介でも、どこに行っても同じ事を訊かれるおでにとってはお節介の連続だ。
放射線問題が全然解決してないのはニュースみりゃわかるだろうに。
全然大丈夫じゃないし、
そう訊かれる度に、おでは実家の有様を思い出してイライラするんだよ。
思い出がつまった実家が除線で更地にされて、庭の花壇や池が砂場になっちゃって
原発がお漏らししたってニュースが出る度に、両親の顔が浮かんできて、
出身の話になる度に、無神経なヤツに、できるだけ忘れたがってることを掘り起こされてみろよ。
全然大丈夫じゃねーだろ。
でもおでも、関西の人に対しては阪神大震災について、2005年に新潟の人に対しては中越地震について、「大丈夫でしたか?」っていっちゃったから人のこといえないんだ。
出ちゃうんだよこれ。
「はたらく魔王さま」ってラノベで、実際にいちいち地震の事を聞かれるのが嫌だから方言を直したっていう神戸出身の女の子がいたなー。