先日話題になってる細田守監督のおおかみこどもの雨と雪を観た。
この作品は「すべての年代の女性に向けて」と雑誌であおられていたので、そこまで期待せずにみた。
途中まで、「あ、ここ一橋大だ」とか、「ケモナーかい!」と心の中で突っ込みながら見ていたんだけど、雨と雪が生まれて、おおかみおとこが死んだあたりからとてつもなく感情輸入してしまった。
まず家族構成が自分と酷似しているのだ。自分には姉がいて、両親は離婚している。しかも、雨の性格が自分そっくりだ。小さいころは姉の影にかくれておどおどし、母に甘えてばかり。おまけに小学校にはなじめない。
なじめなかった後は雨のような才能は自分にはなかったため私は凡人のコースを歩むことになるが、見事に「一姫二太郎」の家庭を描いてるなあ、と感じた。
もっと人間の家庭に近づけるなら、雪が嫉妬して若干グレるところもあってもいいかもしれない(笑)いや、「早く大人になりたい」というせりふで描かれているか。
私いま22歳で、雨からは12年遅れて親元を発とうとしている(今も一応、一人暮らしだが)。彼のように思い切って広い世界にいってみたい。
感情輸入 という言葉が新鮮だ
最近は円高だから、良質な感情を安く買えていいですよね。