2012-05-26

ステマをやっていた、という感じの話

とあるブログをやっていた。

コンテンツ自体の価値微妙20人に1人くらいは「よいね」と言ってくれる人がいるかもね、

というレベルブログ

これまたとあるブログランキングに参加した。読者がブログ内のボタンを押すと

そのブログポイントが入って、いっぱいポイント入ったブログランキング上位にくる、

というもの

このランキングは、おんなじ人が何回も投票ボタン押しても効果ないような仕組みがしてあったが、

ルータIP解放するたびに別のIP掴んでくるタイププロバイダでは不正ができた。

一回自分投票して、んでルータIP解放してクッキー消して、また投票すると、

きちんとポイントになる。

これを利用して、そんなに価値も高くないブログにせっせと自作自演投票して行った。

まあ当然あっというまにランキング上位。

そうなると不思議もので、それまでたいした価値のなかったコンテンツ価値が付いた(ように見えちゃったらしい)、

コメントは絶賛の嵐、いろんな人が顔見世にやってきて、「これは新しい表現だ」とか

「今後は彼のようなブログが天下を取る」とまで言われる有様。

まあこの時点では、「高い数値的評価が、実際のコンテンツ価値を見誤ることを促す」というオチ

はい終了、という感じ。

ところがここから、なぜか「人気ブログライタア様宛」に、今をときめくサイバーなんちゃらという会社から

お誘いが来た。行ってみると、あんたらのブログステマをやってくれ、謝礼はするぜ、的な内容だった。

まあたいした謝礼ではなかったがステマした。

こうして、人気を得て成立した価値観の上に人がなびき、あまつさえ扇動役まで

おおせつかるに至った過程が、すべてイカサマな投票ポイントによるものでした、というお話

多数は多くを騙す。偽りの多数ですら。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん