コンテンツ自体の価値は微妙、20人に1人くらいは「よいね」と言ってくれる人がいるかもね、
これまたとあるブログランキングに参加した。読者がブログ内のボタンを押すと
そのブログにポイントが入って、いっぱいポイント入ったブログがランキング上位にくる、
というもの。
このランキングは、おんなじ人が何回も投票ボタン押しても効果ないような仕組みがしてあったが、
ルータのIP解放するたびに別のIP掴んでくるタイプのプロバイダでは不正ができた。
一回自分で投票して、んでルータのIP解放してクッキー消して、また投票すると、
きちんとポイントになる。
これを利用して、そんなに価値も高くないブログにせっせと自作自演で投票して行った。
まあ当然あっというまにランキング上位。
そうなると不思議なもので、それまでたいした価値のなかったコンテンツに価値が付いた(ように見えちゃったらしい)、
コメントは絶賛の嵐、いろんな人が顔見世にやってきて、「これは新しい表現だ」とか
「今後は彼のようなブログが天下を取る」とまで言われる有様。
まあこの時点では、「高い数値的評価が、実際のコンテンツの価値を見誤ることを促す」というオチで
はい終了、という感じ。
ところがここから、なぜか「人気ブログライタア様宛」に、今をときめくサイバーなんちゃらという会社から
お誘いが来た。行ってみると、あんたらのブログでステマをやってくれ、謝礼はするぜ、的な内容だった。
まあたいした謝礼ではなかったがステマした。
こうして、人気を得て成立した価値観の上に人がなびき、あまつさえ扇動役まで
おおせつかるに至った過程が、すべてイカサマな投票ポイントによるものでした、というお話。
多数は多くを騙す。偽りの多数ですら。