紅白時間帯だけどNHKオンデマンドで「チョコレート産業;ビターな真実」というBBCのドキュメンタリーを見てた。西アフリカのカカオ農園に潜入し児童労働・人身売買の実態をレポートするのだが、鮮やかな取材手順に感動した。http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2010022868SC000/?
レポーターが、プロのカカオ商から専門知識を学ぶ→偽のカカオ卸を設立(HPも設立)→ディーラーの振りしてガーナに潜入→農園で無理やり働かされる児童を確認→その農園の豆を実際に買い付けて、大手の流通ルートに簡単に乗ることを実証し「児童労働でとったカカオ豆は使ってない」と否定する大企業の証言の矛盾を指摘。
また同時に、人身売買で農園に送られてきた1人の子供の母親探しを、現地ラジオ放送で呼びかけ→しばらく後に母親発見→親子感動の対面映像→番組終了
このシナリオ!潤沢な資金と取材時間。BBCのもつグローバルなネットワーク、卓越したアイデアが合わさればここまで完璧なレポートができる。日本のジャーナリズムはもう負けを認めたらどうだ?
中村さんには子供がいます。あるとき、子供部屋で漫画本を見つけました。大
人が「眉をひそめたくなる」ような、いわゆる児童ポルノでした。
中村さんは子供を叱ります。「子供がこんな漫画を読んじゃいかん」、そう言っ
て漫画を取り上げました。
ここまでは問題ありませんよね。これは中村さんの教育方針です。たとえ私た
ちがその方針に賛成できなくても、中村さんちのことにまで干渉できる理由は
ありません。よその家はよその家です。
ところがそれで終わりではありませんでした。中村さんは隣の家の子供も、そ
のような漫画を読んでいることを知ってしまったからです。例えば学校帰りに
同じ漫画を持っているところを見た、としましょう。
中村さんは、自分の子供と同じように、隣の家の子供も叱り、取り上げました。
もし隣の家の親が、中村さんのしたことに不満を持ったとしたら、中村さんは
取り上げた漫画を返さざるをえないでしょう。私たちが中村さんの家庭事情に
ついて口出しできないように、中村さんも隣の家にまで干渉できません。
しかし隣の家では中村さんに共感します。「よく叱ってくれた。我が家でも注
意する」。ここに中村アライアンスが成立しました。
そして、事態は広がりをみせます。その他の近所の子供にも、その漫画は流行っ
ているようだったのです。中村さんは近所の人達に声をかけ、町内会で話し合
いました。
「犯罪でもあるまいし、漫画くらいは子供たちの好きにさせてもいいのでは」、
といった意見の親も中にはいましたが、子供たちは交流し、本の貸し借りもす
るので、自分の家だけの問題ではありません。町内会では、親たちが子供たち
が児童ポルノを読まないように気を配ろう、ということに決まりました。もち
ろん民主的な話し合いによってです。
ここまでも、問題ないと思います。私たちには彼らの決定にいちゃもんをつけ
る権利はありません。でも話はこれからです。
町内会は、保護者の意見を取りまとめ、学校にも協力を要請します。学校は快
くこれに応じ、子供を「不健全図書」から守るよう指導を徹底する、と約束し
て実行されました。保護者たちからの一致した意見であれば、もとより学校と
して反対も難しいことでしょう。
さらに、この運動は隣町にも波及します。隣町の町内会でも同様の話し合いが
もたれ、連絡を取り合ったのちに、町の書店との協議に至りました。
書店主も町内会議に参加した結果、書店は協力を受諾しました。もちろんこの
会議の議事録にもそのことは記されました。
こうして付近の町内会では次々にこのような議決がなされ、児童ポルノ販売に
ついての取り決めができあがっていきます。そしてついに富士見市の議会でも
児童ポルノに関するルールが採択されました。そう、もちろん民主的な手続き
に則って。
さて、勘のいい人ならとうにお分かりでしょう。
たとえ富士見市内に少なからず漫画家が住んでいても、出版社や取次や印刷所
があっても、問題は変わりません。
東京都の場合、行政からのトリガーではあったかもしれませんが、やはり同じ
ことではありませんか。間接民主制のもとでは、民意とはつまり議会の決定で
あり、都議会も条例を可決しています。
自治においては、たとえば「水や醤油を借りるためなら、隣家に無断で侵入し
てもよい」などといったローカルルールすらも可能なのです。都条例は主権国
家の法ではなく、憲法上の問題にはなりません。
つい先日まで、とある大学サークルの主催するイベントに参加していました。
複数回出席することで面接などのスキルを磨いていこうというものでした。
私自身はそのサークルのメンバーではないのですけど、参加していたということで、
(なぜか迷惑メール扱いになっていて、気づくのが遅れたのですが、ここでは特には触れません。)
イベント中に撮影した写真をスライドショーにした動画の貼ってあるページに到着しました。
パスワードなしで。
事前の説明もなく、私を含む他人の写真を大量に使っておきながら、
第三者からも閲覧できる状態にしてあることに。
驚くべき点はそれだけではありません。
正直呆れました。
著作権くらい知っているでしょうに。
文句を言うのは簡単ですけど、もうその気力すら起こりそうにもありません。
もう呆れに呆れて、いっそのこともう関わりたくないなあなんて思ってしまいます。
先日、来年度はスタッフとして参加してくれますかと訊かれたので、
ひとまず「参加します」とは言ったけど、もう参加しそうにありません。
なんだかやるせないです。
なのに、なぜかいちいちプロジェクトが火を噴いたりする。その原因を考えてたんだけども。
欧米では、まず「技術」があり、「さあこれらの技術を組み合わせて、どんなサービスを展開しよう?」と考える。
日本では、まず「こんなサービスがいい、画面はこんなデザインがいい」という具体的・絶対的な要求があり、技術屋がそれに応える──プロジェクト開始直後に想定していた部品でどうにもならない問題は、自力でなんとかする必要がある。たとえば PHP や Smarty や jQuery やそのプラグインなどは、肝心なところで何も手助けしてくれない(・・ばかりか、我々の努力を邪魔する事もある。例えばもうメンテされていない「thickbox.js」は、いや、もういいや以下略)
・・とかって妄想してみた。
もちろん欧米のプロジェクトの全部がそうってわけでも、日本のプロジェクトの全部がそうってわけでも無いんだろうけど、割合としてはどんなもんだろうね?
ニコニコ動画内の在野の音楽作家と視聴者との化学反応がいかに音楽業界の進歩を超越しているかが明らかとなった。
テレビで耳にするメジャーな曲の技術が、もうどれも新しいと感じられない。既に聴いたことがある。
既に未熟ながらも、あらゆる技術が在野の音楽作家に試しつくされている現状を再確認した。
http://tv.yahoo.co.jp/program/203061/?date=20101231&stime=2530&ch=8228
萎縮する日本!!行き詰まりからの脱却 萎縮①財政破綻とポピュリズム政治。 萎縮②国家と安全保障。 萎縮③情報とメディア ①~③についてツイッターで視聴者からの意見を伺う。
池上さんを見ていると、年金にしろ保険にしろ保育園にしろ、なんかみんなうまくいかなくて嫌な感じになってきてしまう。
金の問題でもあるから、ここらでこれまでと違った思い切った転換とかできないかな~。
名目は賠償金だろうが援助だろうが、なんでもいいので巨額を出す。ただし、その金を使うには日本を経由したり日本企業と合併事業とする。
農業改革、産業改革、社会資本整備、資源開発……全てをいっきにやることを目指す。
日本の友好国である限り、体制なんか気にしない。相互防衛協定とかだってあっていいだろう。軍事的に信じられないなら、お互いに駐屯する基地を持ち合うとか。韓国に追いつき、追い越させる。中国よりも、日本に接近してもらう。
電柱埋設、電気自動車、自動運転な車が走る道路とか。何があったか思い出さないけど、少なくとも今はまだSF的未来社会になってないので、そんなところを無理やりにでも目指すと刺激になるんじゃないかな~とか思う。