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2021-06-22

anond:20210621184521

全体的にJRの言い分を批判してるのは分かるけど、いきなり茶農家の言い分はデタラメとかあって意味わからんのだが、普通に農家大井川の水を利用してるぞ

因みに名産品のお茶品質にも影響が~って話もあるがそれは尻馬の出鱈目です。お茶丘陵地帯で水が引けず耕作ができない処で発展したのが特徴ですので。

茶産地支える水利事業 一滴の重み、等しく共有【大井川リニア 序章 命の水譲れない㊤】|あなた静岡新聞

https://www.at-s.com/news/article/special/linear/805099.html

大井川の水は232カ所に上る水利用の貯留池「ファームポンド」や茶畑に配備された給水栓を通じ病害虫防除、凍霜害予防、かん水など茶栽培に不可欠な作業を支える。

さらに詳しく】もう一つの用水―国営牧之原農業水利事業関東農政局

https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/oigawa/keii/02_1.html

水の不足は茶葉の生育を悪化させ、収穫を減少させるばかりか、翌年から翌々年まで品質に影響します。また、茶栽培では年に10回を超える病虫害の防除が行われますが、これにも多くの水が必要となりますさらには、施肥(しひ)のための水、霜害・塩害防止に使う水など、栽培技術進歩すればするほど、茶栽培における水の重要性は高まっていきました。しかし、台地の上には水源となる川がありません。「牧之原に水を」を合言葉に、茶農家気持ちは、眼下でとうとうと流れる大井川の水へと向いていきます

40年前に始まった「水返せ運動」は大井川流量低下による環境悪影響によって茶の品質低下が起きて茶農家が怒りに怒ったか県知事も一緒になって動いて一定の成果となった(あくまで「一定の」で水量が元に戻ったわけじゃない。そんな中でリニアで水量が減るかもとJR東海が言ってきたから余計に怒っている)

昔の大井川は発電用や工業ダムが取水が際限なく行われ70年代には水涸れが起き「河原砂漠」と呼ばれ川底の砂が舞って健康被害起きたり気温上昇したりした。茶に関しては川霧の消滅によって品質低下が起きる悪影響があった。だから全国に波及するほどの大きな水返せ運動が起きた。

そのことがあり今回も大井川流域市町がJR東海のリニア工事を大きく問題視している(「市町」が問題視してるんだぞ。バカみたいに「県知事中国の手先だから~」みたいな陰謀デマほんこんとかが広めてるけど県はあくまで市町の意見をまとめ述べてる立場な)

TwitterとかでJR東海に批判的な投稿を見てても丹那トンネルの水涸れの話ばかり例示されて大井川の水返せ運動歴史的経緯についてほとんど触れられてないのが残念

これ知らないと静岡県ぐるみの激しい反発が分からない

Wikipedia単独項目で「水返せ運動」のページがないのがネット知識まらない原因だな

 
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