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2020-08-17

靖国神社はごく普通神社だった

この時期になると靖国神社話題になるが、地方都市育ちの私にとって靖国神社左翼右翼対立の地だと考えていた。

付近道路旭日旗武装した街宣車国歌軍歌大音量で流しながら走り回り、神社の前で左翼右翼の有力者がそれぞれマイクパフォーマンスをし、時にはMCバトルをする。武装した警察官はその様子を遠巻きに見守りながら暴動に備えている。靖国神社はそんな場所だと想像していた。

数年前就職活動東京へ行った時に、左翼右翼対立を遠巻きに見てみようと物見遊山気分で靖国神社へ行くことにした。日曜日靖国神社へ行って暴動に巻き込まれたりしないだろうか、できれば人が少ないであろう平日に行きたかったな、と考えていた。結論から言えば、その心配杞憂に終わった。

靖国通りは人混みや街宣車がいるだろうと考えて、九段下駅を降りてから路地へと入っていった。富士見書房本社(現:KADOKAWA)や地方都市育ちの私でも名前は知っている白百合学園があることを除けばごく普通の閑静な住宅街であった。ほとんど人とすれ違うことなくたどり着いた靖国神社入り口は「七五三 受付中」の垂れ幕があるだけで、政治的要素の無い至極普通神社という様相だった。

神社の中はちらほらと参拝客がいるだけで、左翼右翼どころか団体客や家族連れすらいなかった。神社内に靖国神社の由来を説明する看板があったが、戦死者に対して哀悼を捧げる文章政治的要素無く書かれていただけだった。鋳物大砲が展示されているのを見て、食堂海軍カレーを食べて、売店へ行った時にようやく政治的要素を発見した。小林よしのりの著書がズラリと並べてあったのだ。だが、発見できた政治的要素はそれだけだった。小林よしのりには特に興味がなかったので、大砲の形をした瓶の瓶詰めキャンディーを買って靖国神社を後にした。

数年前の実体験なので今はどうなっているかからないが、メディア靖国神社報道する頻度は年々縮小傾向なので、今も靖国神社は静かな神社であることに違いはないだろう。

 
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