2024-04-07

「TENETなんて全然むずかしくない」とイキるようなSFオタクになってはいけない

オタク世間に受け入れられない理由がここにある。

自分が慣れ親しんでいる分野に対して求めるハードさを基準に、それに慣れ親しんでない人間の間で評判になっている作品評価するのはアカン。

激辛料理オタクが「5辛ぐらいまで行かないと全く辛いと感じられない店が多すぎるよね。そういう店に限って初見10辛までとか制限かけてくるからダルいわ。出張とかのときどうすんだよ」みたいに語ることの痛々しさ、最初にその道に入ってきた直後は誰もが理解できるのに数年もすればすっかり染まって分からなくなっていく。

どの業界でも同じような現象が起きる。

子供向けの野球クイズ簡単すぎると息巻く大人野球オタクそいつ基準で作ったクイズが難しすぎて「野球オタクきも……」と敬遠される悲しい末路、オタクのイキりはいだって断絶と悲しみしか産まない。

だがオタクじゃなくても、何に詳しいわけでもなくても人間はこういったことをする。

決めつけるのだ。

自分が数十年生きてきたことを根拠自分は世の中に詳しいと思い込む。

そして他人に対して説教を始める。

「俺はちょっと世の中に詳しいから俺のアドバイスを聞いていけよ」と口にする。

実に気持ち悪いよな。

お前以外の人間だって何十年も生きてるのに、なんでお前だけが特別世の中に詳しいと思ってるんだよ。

こういう連中は相手子供だったり老人だったりするといよいよ調子に乗る。

老人は最近のことに疎いだろうと調子に乗って話しかけてきて、眼の前の老人が実は自分より詳しいと見るやさも自分の方が正しいことを言っていると言い張る。

気持ち悪いよな。

俺もこういうことになりがちだから気をつけないとな。

「俺はお前らよりも詳しいんだ」って考えないようにしないとな。

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