2024-02-27

独身者はすでに独身税を払っている

※本稿は再投稿である。再投稿は甘え……なのだが、いまだにここに書いてあることは世間にさっぱり伝わっていないので、改めて投稿する。「独身税取れよ」などと言い出す馬鹿がいなくなるまで、今後も何度も投稿するつもりだ。

独身者あるいは子を持っていない人間に対して、独身税・子無税というべき税を課すべきという提言が後を絶たない。

しかし、よくよく考えてほしいのだが、すでに独身者独身税・小無税を徴収されている。そんなはずねーよ、と思うかもしれないが、払っている。

大抵の大人所得税を払っている(天引きされている)。買い物すれば消費税徴収される。ほかに自動車重量税やら酒税やらたばこ税やらなんやらといった各種税金。それらの税金には独身税が含まれている。

なぜなら、徴収したそれら税金の使途に独身者には直接の恩恵がない、教育子育て予算が多分に含まれいるからだ。

具体的にいえば学校運営費教員給与子育て支援費、産婦人科小児科医療費教育に関する費用給食負担、などなどである

まり独身者普通に生きているだけで、がんがん独身税を取られているのである

別にそれらを払うのが嫌だと言っているわけではない。社会を維持していくのに必要負担だと思うし、むしろ日本教育関連に金を使わなすぎだと思う。

ただ、ここで言いたいのはそういった是非の問題ではなく、独身税は大昔から(それこそ税金というものがこの世界にできたこから)取られているという、その事実である

もしも独身者に対する懲罰的な税を増やしたいというのなら、税金の使い道における教育子育て関連の支出割合を増やせばいいだけだ。

それで独身者にとっては独身税増税になる。それでも足りないなら所得税消費税率を上げればいい(もちろん不愉快だが)。

独身税取れ」と言っている人は自分がすでに独身税を払っていることに気づいていない、ある意味幸せな人である。また、独身税を取られていることに気づいている独身者も、現状、それを取られていることに対して特に不満の声をあげていない。

このような現状にもかかわらず、ここで新たに「独身税」のような名目の税を創設すると、藪蛇というか寝た子を起こすというか、議論が噴出し、かえって独身税スムーズ徴収ができなくなるのではないだろうか。

  • いや増田で何度も不満を述べているぞ 弱者だから声を挙げても踏みにじられるだけで

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