2024-01-25

”デミセクシャルとは、精神的なつながりを感じる相手に対してだけ、性的欲求を抱くセクシャリティのこと"

”デミセクシャル(デミセクシュアル)とは、精神的なつながりを感じる相手に対してだけ、性的欲求を抱くセクシャリティ性的指向)のこと。 基本的には、デミセクシャルの人は性的欲求性的興味を持たず、強い愛情や深い友情など精神的なつながりがある相手にだけ、性的欲求を抱く。” https://ideasforgood.jp/glossary/demisexual/

ごく稀にコラムなんかで取り上げられているけれど、この紹介に対して「そんなん別にマイノリティでもなんでもない、その辺にいる、ごく普通」「自分マイノリティと思いたいだけの、厨二病が作った概念」みたいなコメントがついていたりする。

かに用語が多すぎるよなあ、とも思う一方で「人格を知らない相手にどれだけ性的な好感を持ちうるか」というのは実際、人により結構ばらつきがあるように思う。年単位時間をかけて相手を知る必要がある、という人から別に出会って3秒でセックスできる、という人まで。

あるいはもう少し知名度のある、アセクシュアル他人性的魅力を感じない)やアロマンティック(他人恋愛感情を抱かない)も、「全く感じない」と言い切れるレベルの人はマイノリティかもしれないけれど、そういう属性グラデーション的に持っている人は結構多いんじゃないだろうか。

要するに、「わたしマイノリティか、否か」という0か1かという問いはともかく、性的指向にまつわる概念を座標軸にして、座標空間上に自分位置付ける、それを通じて自分がどういう人間なのかを緻密に問い直して言語化することには、自分に合ったパートナーを探す上では、大多数の人間にとってもそれなりに価値があるのではないか、と思う。結局、結婚後に性の不一致で揉める夫婦も多いわけだし。

(もちろん、マイノリティを名乗ることの意味がないとは言わない。それはむしろ、Representationの問題だろう)


ところであなたは、どの程度人間関係が育まれれば、その人とセックスしたいと思いますか?

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