2020-01-13

成人式を過ぎて

自分成人の日を迎えてから9年が経つ。

あの頃の自分は、大学に入ったばかり(浪人をして)で、

希望通りの大学に行けずとにかく世の中に引け目を感じて成人式には出席しなかった。

今思うと、それは単なる幻想で、今生きているこの瞬間に感じていることも、

幻想なのだと、アラサーになってやっと気づいた。(遅いと思う)

20歳という年齢は、当事者からみても他人から見ても「人生これから」の年齢で、

本人がどう感じるかはさておき長いスパンでの目標を持つ時期なのだと今更思った。

新成人に何かを自分が言えるなら「目標」を持つことはすごく大事だということ。

これに尽きる。それが実現不可能であれ簡単ものであれ、「幻想」だと割り切れば

あとは「思い込み」でどうとでもなる。

自分同級生には、旧帝国大学卒業して「作家」になることを夢見て

コンビニ夜勤をしている者がいる。

本人は本気でも、はたからみれば単なる「自分の才能を信じた勘違い」としかいいようがない。

けれど、本人は本人の人生を生きている。その様子を見て私は感動した。

生きている限り「今」が最も新しい状態なのだけど、自分の中に「歴史」を

感じるということも大切だと思った。過去を振り返り、今と未来を測るモノサシになる。

人間はどうしても自分他人と比べがちになるから、様々な比較が行われる。

からTwitterで「成人式 マウント」で検索すると色んなものが見えてくる。

20歳学歴や性体験マウント、30代では所帯持ち、仕事経歴でマウント

40代になると性体験も所帯持ちも仕事があることもある程度「当たり前」(本当はそうじゃない)と

思われているから、いよいよ人間マウント合戦は混迷を極めてくるのだと思う。

自分はもうすぐ30代に入り、今更気づいたモノサシの存在意識して生きていきたい。

そして、月曜日の朝に偽物のうつ病の顔をして人々を見て、心の中で笑えるように

自分自分に胸を張れるような状態になりたい。

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