2019-04-08

anond:20190408175558

日本コンテンツ、というかテレビ映画業界は、歴史的に「脚本」というものを本当に軽視してきたので、まず脚本家というものの人数が少ない。太秦に出入りしていて目橋の聞く若造がやっと書かせてもらえるかという世界。優秀な脚本家を賞レースやコンペで選定することをまるでしてこなかった。内輪でやらせてみて、良いものができたらラッキーレベル世代交代やポシャッたらおちるシステムもない。オリジナルのTVドラマ脚本とか大抵は酷い。たまにいいドラマがあってもそれはせいぜい数人が作っているし、彼らも既に老害に足をつっこんでいる。

ゲームもそう。あの大作ゲームやこの大作ゲームシナリオは誰が書いているんだ? 社内の適当なやつが書いているんだよ。面白いけがない。でもゲームは売れちゃう。結局のところ、脚本なんて添え物だからゲームというコンテンツは本当に素晴らしいので、少々ストーリーがクソでも感情移入させてもらえたり、楽しませてもらえたりする。良いストーリーは、あればいいけど、無くても大丈夫だ。

 

ヒプマイもそういうところがあるんだろうな。

歌と声優ガチプロ外注たからめちゃすばらしいです。脚本はだめ。わかるわかる。ありがち。

 

ハリウッド脚本養成大学学部まで作って、どんなベテラン脚本家なら熾烈な競争下にいるのと対照的だ。幸い、日本にもハリウッドと同じような環境にいるクリエイターがいる。エンタメ小説家漫画家だ。この人たちは本当にすごい才能……は恐らくハリウッドでも太秦でもどこでもあるのでともかく、合理的な訓練を積んだ人うえ、プロになってからも絶えず競争さらされて生き残った人たちだ。だから最近映像作品漫画原作小説原作映像作品ばかり作られてヒットする。

最近日本もようやくそういう現実に気付いてきて、脚本家を募集する賞を新設するだとか、有名な小説家漫画家脚本を依頼するだとか、そういうことをするようになってきた。

記事への反応 -
  • ヒプノシスマイクの脚本は、その楽曲の質の高さに比べてかなり質が低い。 彼が手がけた作品は、帯にたくさんの業界人のコメントをつけた大々的な売り出し方に比べても、まったく無...

    • 日本のコンテンツ、というかテレビ映画業界は、歴史的に「脚本」というものを本当に軽視してきたので、まず脚本家というものの人数が少ない。太秦に出入りしていて目橋の聞く若造...

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