2019-02-11

ルール絶対だ、という思い込みを捨てる

http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/598672.html

沖縄女性、出願不受理 静岡県立大に30分遅れ

立大薬学部静岡市駿河区)の一般入試受験希望していた那覇市女性(20)が、出願書類の不備に気付いて同大に駆け付けたものの、締め切り時間を約30分過ぎて到着したため、受理されなかったことが8日までの同大などへの取材で分かった。女性が「沖縄から急いで来たので少しは考慮してくれると思った」と不満を漏らす一方、同大は「期限が過ぎれば受理できないルール」と強調した。

例外を認めると、ルール崩壊する、とか、コントロールできなくなるとか。

そういう考え方もあるかもしれないけど、それは、公正とかフェアの考え方とはちょっと違う、どちらかというと事なかれ主義に近い。

このルールを厳格に適用すると、1分でも期限を過ぎた時点でもアウトということになるが。

学校という場所は、高等教育、基礎教育わずそもそも時間に厳しいのも事実

一分でも遅刻すれば校門を締める、というルールを徹底していた学校がかつていたるところであった。

滑り込もうとして死んでしまった女子生徒のことを思い出した。

3月6日

とある国で、避難所運営シュミレーション演習を実施したところ、市役所ごとにグループし、一人ずつ中央防災機関担当者を当てた。

あるグループリーダーシップをふるっていた防災機関職員、演習が進むたびに、グループ内でルールの周知について演説が目立つようになっていた。

ルールを覚えることがこの演習の狙いではない。むしろ既存ルール絶対視せず、疑うことを学んでもらいたい。

そうでなければ改善はないからだ。

しかし、そのようなことを演習のファシリテーターとして、いうべきかどうか、一瞬、迷う。

正しい答えはなにか、ということに執着するマインドを変えたいというファシリテーターの思いを全く異なる思考様式の人々にダイレクトにぶつけることは危険な気がするからだ。

言い方としては、演習の際に、既存ガイドラインルールを参照するのはよいが、そこに何らかの改善点や疑問点を見出してもらいたい、となるか。

まりガイドラインに正解が書いてあるわけではない。それを正解と考えていいのかどうかを疑ってもらいたい。

どこかしら改善されるべき部分がみつかれば、それでワークショップ成功だろう。

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