2016-08-16

ネット文章を書いてあげるのが怖くなった

ちょっとふざけた感じのサイトを作っていた

ふざけると言ってもニューアカとかペダンチックな語りとかと学会みたいな「くだらないものをあえて知的ぶって語る」ノリの「こんなの真に受ける人いないよね」という感じの文章を書いていた。

そのうちサイトに書かれたことを本気にしだす人たちが出てきた

いや、こんなもんまともに読まなくていいよ、ただの衒学なんだし、本をちゃんと積んで読もうねと思ってたが、その頃はまだネットが閉じた空間だったからそんなに被害はなかった

ところがスマートフォンで一気にネットが開かれてしまうと本気に思ってしまう人たちがわんさか押し寄せて、しかtwitter受け売りを話し出すようになってしまった

しかに本だって誤解されるようなこともあるだろうと思うけど、そういう本を読んで基本的な土台を作ってから付け焼き刃に自分文章を使ってるんじゃなくて

ネット上の雑文だけをかき集めて自分の都合の良いパッチワークを作ってる感じが不気味だった

まりにも怖くなってそのサイトは閉鎖したしネットにそうした考察みたいなのを書くのが怖くなった

ちゃんとした論文とふざけた物言いチャンポンみたいな中間文の発表場所ネットがなれるんじゃないかと思ったけど

スマホ普及で大勢の目に強制的に触れられるようになってしまうとそうもいかなくなった

本当の意味での仲間内同人文やミニコミ誌的な閉鎖的な文化が復活したらいいんだけどもう無理みたいで心理的に落ち込んでいる

こんな感じの自分の思いをつらつら述べただけの感想文なら書けるんだけどもう「ちゃんとふざけた論考」が書けなくなるのかと思うと憂鬱になってくる

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