■高嶋ちさ子氏の行為を見て

小学生の頃、夏休みに父親が漫画を隠した。成績が下がっているから、という理由で。

それでも効果が出ないとみるや今度はスーファミのコントローラーのコードを切断した。

あのときほど愕然としたことはない。

朝起きてリビングいったらコントローラーが独立してるではないか。

なんとかしてみようと思っても切れたコードは元には戻らない。

独立したコントローラーを振り回して遊ぶしかないのだ。

とりあえず振り回してみたが虚しさが増しただけだった。

父親の目論見は、遊ぶものがなくなれば勉強に集中するだろう、というものだった。

さらに言えば遊んでいるからペナルティを出した、という躾だ。

結果どうなったかといえば、どうにもなっていない。

僕は屋外に遊びを見出して勉強しなかったし友達の家に行ってゲームをした。

反省などしていない（ちょっとはしたかも？）

父親の行為で感じたのは尊い愛情などではなくむしろ逆で、正直愛されていないと思った。

そして、この人は僕の嫌いなことをして喜ぶ人なんだ、と思った。

だから父親が嫌いになったしほとんど会話しなくなった。

親になった今ならわかる。

高嶋ちさ子氏の気持ちが。

どうしてもある種のショック療法を使いたくなることがある。

鬼のアプリでビビらせたくなる。

でも効果なんてないんだ。

子供は親の気持ちを全てわかってなどいない。

逆もしかり。

親は子供の気持ちを全てわかってあげられない。

あるのは事実。されたことに対する感情がまず先に来る。

深読みなんて期待するな。

それができてたら人類はもっと幸せなはずだ。

ただ一つ言えることがある。

僕はゲームを破壊しない。

だって僕がゲームしたい。

子どもとね

Permalink | 記事への反応(1) | 17:26

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