2015-11-23

自殺遺伝子

僕の家族は6人家族。僕は末っ子に生まれた。小学校二年生の時に母と僕と次女と長男で某テーマパークに行った。

僕が生まれる前は裕福な家庭だったらしいが、バブル崩壊の影響を受けてそのころは貧乏だった。だから家族で出かけた記憶はこれだけだ。

僕は身長制限あんまり乗れなかったのを覚えている。翌日はデパートゲームを買ってもらった。なんでもない日に買ってもらうなんてことは初めてだった。

僕はぼくの夏休みがほしかったが、親が携帯ゲームにしなさいと譲らなかったのでシャーマンキングカードゲームを買った。

そのあとカラオケに行った。僕は歌える歌なんてなかった。次女が「これなら知ってるでしょ」と入れてくれた歌がある。

曲名は忘れた。MV運動会だったのを覚えている。

ひと段落ついたごろ、母が切り出した。「死のうと思うの」と。この旅行も母と次女の企画だった。

長男は泣いてたが僕は何にも言えなかった。幼心にわかっていた。この家族限界なんだろうと。

そのままタクシーで死に場所に移動した。崖に行った。みんな死んだけど、僕は死ねなかった。

事故を防ぐためだったのか、自殺空気を感じていたのか、わからないが、タクシーの運転手に肩をつかまれていたからだ。

小学校2年生のとき6人家族のうち3人が自殺した。

長女は大学生下宿してたから生き残った。

それからまり時間もたたない頃、1年後ぐらいだったかな。長女も自殺した。

あの事件きっかけかはわからないけど精神を病んでいたらしい。

最近、僕は表情をなくしてしまったことに気付いた。口角を上げてみようとしたら口元が痙攣して涙が出た。

笑おうとすると毎回涙がでる。僕ももう限界かもしれない。

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