この前実家に帰った時に、地元で仲がよかった友だち達と約3年ぶりに再会した。
美人で性格のいい友だちはキャバ嬢をしながらヒモの彼氏を2年前から養っていた。
家が近かった友達ももれなくギャルになり、ドラッグストアでレジ打ちしながら改造したワゴンR海に繰り出しナンパを待つらしい。
同じ趣味を持ってた友達は、派遣を3度辞めて、期間工になりお金を稼いではK-popのアイドルの追っかけをしてるらしい。
デキ婚した友達は、旦那が帰ってこなくなった為、実家で暮らしつつ新しい彼氏をSNSで探していた。
話が全然合わなくなっていた。たった3年なのに、と思った。
なんとかして以前の面影を探したくて、必死に共通の話題を探したけど、
愛してる、おまえだけとかとにかく歌詞が直球な歌を歌う聴いたこともないような歌手の話、
k-popやExileや三代目や浜崎あゆみの話。どこのエクステがいいかとか、車がどうしたとか、
男にナンパされたとか、イオンに同級生のあいつがいたとか、そんな話が延々と続いた。合わせて大げさに笑ったり、相槌をついたりしかできなかった。
キャバ嬢になった友達が、「格好がおしゃれやね、東京の人は違うわ」と私のユニクロの服を見て言った時、
心底来なきゃよかったと思った。仕事の話を聞かれて曖昧に答えたら、「さすがうちらの希望の星!」って言われて、やっぱり心底来なきゃよかったと思った。
こんな寂しい思いをするんなら、facebookでいいね!を押すだけの距離感でお互いに何も知らないままずっと長く付き合っていたかった。黒々しいカラコンが、余計に皆の元の顔を分からなくさせてた。
きっと今度は誘われないと思う。