「増田! 生きてたら良いんや」
突然何を言い出すのかと話を聞くと、実家の近くのよく遊んでた公園で学生が意識不明の重体になったらしい。
その公園に居るということは、場所を考えると中学の頃の同級生しか考えられない。
相手の少年は遊び半分だったなどと言っている。
数日後の続報で、息を引き取ったということと、名前が明かされた。
中学になってからはほとんど話してはいなかったが、性格はよく知っている。
根は優しいものの、すこし変わったような人だったのでターゲットにされたのだろう。
そして、今回も調子に乗った少年に一方的に暴行されたのだろう。
もういい年した大人だろう。
いじめを遊び半分だったと言い訳する小学生となんら変わっていない。
急に気分が悪くなってきた。
”遊び半分だった”などという人殺しの方がこれから生きていくということを考えると本当に気分が悪い。
俺が「本当残念だった…」と言うと、その友達は
『何が?』と返す。
小学校の頃一緒に遊んだ友達が死んだのにその態度は何だと思ったが、冷静になって続く言葉を聞き取った。
『あぁ知らなかったのか 死んだのは俺達の知ってる○○じゃない 最近引っ越してきた同姓同名の他校の生徒』
『○○なら先週も△△の家でデュエルしてたぞ』
ひとしきり笑った。
ホッとした。
その後、自分をまた嫌いになった。
遊戯王って遊び半分でデュエルしてても命取られそうだよな
「先生」いつもワンパターンです