■下心じゃなかったと思いたい話

職場の送別会の帰りの電車で三次会の流れに乗らなかった結果、異動になる上司と同じ電車で帰ることになった。40代前半の痩せ型でちょっと堺雅人に似ていて仕事がめちゃくちゃできて私もかなりお世話になった人だ。ちなみに私はアラサーである。

この人の部下なのも今日が最後かーと色々な思い出話をしていたら、上司に「増田さんは時間大丈夫？」と聞かれる。

「私は○時○分にA駅を出ればいいので…」と答えたら苦笑されたので、ああこれはちょっと飲もうよということか！と気付き「終電までなら時間あります！」と答え方を変える。

…というわけで、上司とサシで小一時間飲んで奢ってもらって終電で帰宅して、翌朝上司に「昨日はありがとうございました」とお礼ついでにクッキー等を渡し、その晩ふと気が付いた。

上司は私よりかなり遠くに住んでいるので、時間大丈夫？と聞いた時点でむしろ時間大丈夫じゃない。タクシーで帰ってた。そういえば「俺、結構酔ってるんだよねー」と言っていた。私は酒にかなり強いのであまり酔っていなかったのだが「増田さんももっとベロベロに酔ってもいいんだよ」と言われた。途中でトイレに立って戻ってきたとき「大丈夫？気分悪かったりしない？」と聞かれた(飲み会が多い会社なので私が酒に強いことは知っているはず)。

これは総合的に考えると、もしかして下心があったのではないか…？と思うに至るわけでして。

いや、お互い独身同士なら悪くないかもしれん。しかし上司は子持ち既婚者だし私は彼氏と結婚前提で同棲中だ。そして上司は仕事ができるのみならず人望も厚い人間であり、そのようなことを考えるのは上司に対して失礼だ！とは思うんですよ？

でも、そういう仮説を立ててみるとそれが正解のような気がしてくる。しかし男女比が半々くらいの職場でたまたま帰り道一緒になった部下と飲むなんて普通かもしれない。正直、下心なんて時と場合によるとしか言えないし、よしんばあったとしても何もなかったんだからそれでいい…とは思う。

しかし結局、私がそう思うということは周りに思われる可能性もあり、彼氏にも同僚にも言わないほうがいいことくらいは鈍い私にもよくよくわかる。だいたい異動とはいえ同じ会社の同業者、またどこかで一緒になる可能性はあるから決めつけで変な思い出を残したくない。モヤモヤを吐き出したくて増田してみたわけで。

下心なんてなかったんだよねえ？

Permalink | 記事への反応(7) | 01:37

ツイートシェア