2015-04-07

最近読んだ漫画

宇野家の人びと」 佐保里 がなかなか良かったので。

web1話読めるけど、単行本とけっこう違ってる。単行本のほうが落ち着いたテイスト単行本前後エピソードがあったり、余裕があるかんじで、じっくり楽しめる内容。1巻で終わりだけど。個人的には単行本のほうがずっと面白いと思った。

http://www.moae.jp/comic/uno

設定はわりとザッパだけど特に悪くはないと思う。設定として重要ではあっても、基本がヒューマン路線なので、SF のような細かさはいらないだろうし。web 版には無い、兄弟とその母の交流が良かった。

おばあちゃんと三郎の絡みは webからエンハンスされてる。もちっとひねったドラマチックさがあっても良いかなと思ったけど、こんぐらいがちょうど良いのかなとも。

個人的には人の作画で後頭部にボリュームがあるタイプが好きなので、好きな感じだった。実際のところ日本人の頭は前後方向にボリュームがないので、マンガならではだけど。おばあちゃんの顔はふっくらしてバランスの整ったイマドキのマネキン顔で好きなタイプ

男性はキツめ/外人顔/短髪のイケメンが多く、web ではそこそこ長さのある髪型タオル巻きの三郎も、単行本では短髪姿が楽しめる。三郎以外の男性キャラ基本的には同じ路線。男の子イケメンかわいい。人体のボリュームや、パース自然。あまりチャレンジングな構図は見かけない。わりと男性作画に見どころが多いと感じる。

背景もちゃんとしてて、すごく丁寧に描いてるなあと感じた。すき焼き鍋が丸底だったのは笑ったけど、地方によるんですかね?

他には、服が丁寧なのが良かった。和服の重たい布感も良かったけど、ダウンジャケットがやたら丁寧だったのが印象に残った。こんだけ上手なダウンジャケットは見たこと無いw。

個人的には、単行本を読む前に web 版を読んでたら単行本は買わなかった。web 版を知らずになんとなくで買ってみて、意外とよかったという感じ。webはいろいろ今一つで、単行本webから強烈に進化したというわけではないものの、webから無理なくエンハンスしつつ、良い感じのところに着地できていて上手いと思った。

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その他。

「恋は雨上がりのように」 眉月 じゅん

昔っぽいラブコメ。かな。とはいえ、意外と空ぶってないのは良いのではないかと。

最初人体の作画がアレで、買って失敗したと思ったけど、徐々に良くなる。とはいえ、作画を楽しむ作品ではないかな。



マニマニ」 宇仁田ゆみ

やや古い作品。いつもどおりの宇仁田ゆみ




「ぼくらのへんたい (6)」 ふみふみこ

「あ。そっち行くんだ。」と思わせるプチサプライズ展開。まあでも、あのままダラダラしててもね。

個人的には良いと思う。

作画はわりと独自進化を遂げており、とくに"はっち"の体のボリューム感が魅力的で良い。



「こくごの時間」 雁須磨子

雁須磨子はだいぶ前に 1作品読んだ記憶があるが、あまり印象には残らなかった。わりと作品数が多いので、そのうちもう1作品ぐらい読んでみてもよいかなと思っていたので、「こくごの時間」を読んでみた。教科書に載ってるメジャー作品について、登場人物があれこれいうという内容で、教科書に載ったばかりに適当に読み飛ばされる運命にある作品たちを改めてアナライズしていて、なかなか新鮮。作画はあんまり。。

  • >宇仁田ゆみ うさぎドロップ以降、親視点的なものばかりになってきて読んでないんだが今はマニマニのころに戻ってんの?

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