俺が公共の福祉による人権制限をフリーハンドに近い形で容認してると理解したのだとすれば、残念すぎる読解力だな、ということをまず言っておく。
実務系の大半の人間の憲法理解なんてたかが知れてて、俺自身もその例にもれない。
それでも、留保もつけずに「人権」を十把一絡げにして、これに対する「公共の福祉による制限は極めて厳格でなければならない」などという各権利の性質をおよそ無視したような主張をするお前よりははるかに「人権」についての理解は深いと思うぞ。
これまで勉強してきた内容として、ぱっと思いつくのは以下のようなものだ。
まず当然条文。一言一句とは言えないが、○○条と言われて内容が出る程度には覚えた。今となっては統治のあたりが少し怪しいが……。
基本書として、芦部憲法といわゆる4人組。前者は3周くらい。後者は通読はしてない。前者を補完する感じでつかった。
百選掲載判例約200+相当数の判例理解。事案の概要と判旨の重要部分程度しか押さえてないのもあるが、重要判例についてはきちんと判例の射程なんかについても検討してる。
ケースブックとして、名前は忘れたがあずき色のでかいやつ。たしか3冊だったか。人にやったので今は手元にない。
受験対策として、論証の暗記、答練、過去問演習等。こういうのを「勉強してきた内容」として挙げるのはどうかという気もするが、暗記や演習等を通じて基礎的な知識の定着や論理の筋道の理解が深まるという側面も確かにあるし、実際問題こうした受験対策に半分くらいの時間を費やしている以上無視するわけにもいくまい。
その他、適宜コンメンタールや関連書籍も参照してるはずだが、いちいちタイトルは覚えてないし煩瑣になるので省略する。あ、唯一タイトル覚えてるのが憲法上の権利の作法。あれはなかなか参考になった。
で、俺に対して皮肉らしき的外れなトラバをつけたお前は今までにいったいどれだけの勉強をしてきたんだ?
読んだ本の量や費やした時間が学問的理解に直結するなどと言うつもりはないが、間違いなく一つの指標にはなるだろうから、ぜひ教えてくれよ、なあおい
人格制限のうち表現の自由に関するものが争点なのにも関わらず人格制限と大きい枠組みに逸らしたり、判例を挙げるのではなく判例を知っているんたぞ!俺様は!と偉ぶってみたりし...