2014-07-07

意味のない反省

私が小学2年生の時だ。

帰りのホームルームを「帰りの会」と呼んでいた。

担任のNが提案した。

「これから毎日帰りの会で『今日反省』をすることにしましょう」

今日反省』とは一日を振り返り、文字通反省することだ。

活発な生徒は率先して手を挙げる。

今日僕は、図工の後片づけがビリでした」

斎藤君が理科時間ふざけてました」

毎日毎日ネガティブ情報を曝け出す。

ある日担任Nは

「良い行いをみつけるのも、『反省』ですよ」

と言ったが、相手は小学2年生である

反省』すなわち、悪さを暴き『シュンとする』ことこそが反省なのである

それがキッカケかどうかはわからないが、

私は常に反省をしてきた。

些細なことをみつけては内省する。

反省すべき事柄は忘れてはならない。

自分ダメ人間だと責めるのが終着点だ。

誤ちをおかさないよう、誤ちをおかさないよう

怯えながら生きて大人になった。

誤ちとは、物を盗んだり人を傷つけたりする犯罪のことではない。

メモを丁寧にとるとか、尊敬語を間違わぬよう使うとか、

切手をまっすぐに貼るとか、

そういうことである

社会人になると、仕事ミスを極端に恐れた。

ミスをすると取り返しのつかないことになる!!

ミスなくクリアすれば良いのか?NOだ。

ビジネスマンたるものタイピングは一分で何文字以上の速さで打たなくては。

ホチキスの位置と角度を等しく…

生きるとは、なんと辛いものだろうと思った。

しかである、先輩も上司ホチキスなんぞ見ちゃいなかった。

社内システムがメインで、エクセルほとんど使えない先輩。

提出した書類に誤りがあったって

上司は先輩を叱っても、必ず解決方法と再発防止策を提出させる。

先方に詫び、それでおしまい

引きずったらミスミスを重ねるので、決して引きずらない。

私の見たことのない生き方だった。

ミスをしても明日がある。今の会社で教わった。

反省をしなさい」とアラを探しては萎縮させるだけの2年生の帰りの会

より良い未来を築くための提案会という趣旨だったのかもしれないが

ほのかなモラハラ臭かなとも思う。

  • >>ミスをしても明日がある。今の会社で教わった。<< 小2から十数年の間、成長し無さすぎだろ。 悪いことばかり回想して、あなたのエントリこそ意味のない反省にしか見えない...

    • まったくもってその通りだと思う。 不思議なことに、この会社に来て帰りの会の光景を思い出したんだ。 今度は私からあんな記憶忘れてやる。 ありがとう。

  • まったくもってその通りだと思う。 不思議なことに、帰りの会の光景は今の会社に来て思い出したんだ。 今度は私の意思であんな記憶忘れてやる。 ありがとう。

  • 同じミスを繰り返すか、繰り返さないか http://anond.hatelabo.jp/20140707201428

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