2013-04-19

たったひとつ内定があれば、

 推薦をもらった企業から一次で祈られた学歴的にはなんら問題ないはずで、同じ研究室からその企業就職した人もいる。原因はわかっている。どもりだ。僕は面接になると自分学校名さえまともにしゃべれなくなってしまう。緊張しているわけではない。頭で考えていることが口にでなくなってしまう。「すみません、緊張していてうまくしゃべれないんです」嘘だ。「いままでそれを改善しようと努力したことはありますか」「いや、最近出始めたので」「そうですか」不採用

 リクナビで「選考結果のお知らせ」というタイトルを見たとき世界がゆがんだ。まさか祈られるとは思っていなかった。友人に慰められた。親にも「また次があるよ」と言われた。でも理系院卒で機電系で推薦というたっかいゲタをはかせてもらったのにダメだったのだ。人生を極限までイージーモードに設定してもクリアできない自分の未熟さに腹が立った。

 内定をもらった友人の企業名にブラックをつけて検索した。もしかしたら先方の不手際で、実は僕は合格していたんだ、と妄想もした。「就職 どこより 何をやるか」と調べた。親に夏用のスーツを買った方がいいんじゃないと勧められ、必要ないと反発した。就活意味について考え始めた。何の意味のないことだ。

 たったひとつ、たったひとつ内定さえあれば、僕はこんなに悩むことない。彼女も出来るし、研究だってすいすい進むし、趣味もぞんぶんにできる。友人たちと遅くまで飲んで語り明かすことだってできるのだ。ここで何を書いても現実は変わらないけれど、どこかに吐き出したかった。朝、目覚めては御社企業名が浮かぶ毎日を変えたかった。

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