2012-09-22

泥の様に10年は持ちそうにない

「泥の様に10年」でしたっけ?w


とか思いながらどっぷり寝込んだ。1月ぶりによく寝たせいか、すっきりしているけど頭が痛い。(変な話だ)

39度近い高熱で動けなくなって、ようやく休みが貰えた。

考えが甘すぎたと思う。というか社会に期待し過ぎていたのかもしれない。


入社して1年半。糞大学も糞なりにトップ卒業した。プログラミングは楽しかった。勉強勉強という感じがしない。

実戦で通用しないのはわかっていた。だからこそ学べることに期待した。

地方にとどまったのが間違えだったのかもしれない。

配属3日目のOJTで深い絶望を感じた。


ひどいコーディング規約(例外禁止って。。。)

とんでもなくネストの深いループや分岐(クラス使えや。せめてメソッドに分けろや)

ソース内にある変更履歴(え、バージョン管理使ってますよね?)

意味不明継承関係の社内ライブラリ(そもそもクラスをまともに使っていないし論外)

理解不能なDB設計(COBOLか)


業務アプリを作るのだ。厳密さが求められ、仕様変更が常にあると聞いていた(そして実際常にあった)この世界であり得ない状態だった。

そしてこれが評価されている(どうも一番優秀な人が書いたコードらしい)

何より驚いたのは、彼らの無勉強さだった。

技術について学ぶ意志は一切ないようだった。


常に2件が燃え上がっている状況になっても、彼らはまだ気づかない。


驚いたのは、技術重要性を認識していたのが営業部長だということだ。(本当に出来る人だし、見える人には見えるという事なのかもしれない)


プライベートで学んで転職を」と思ったが、そもそも睡眠時間を確保するのもやっとなのに、そんな事できる訳もなかった。


もうこの世界は降りた方がいいのかもしれない。


独学でも好きなプログラムは作れる。残業代も出ないのだから時給800円フリーターの方が収益が良いくらいなのだ


社長のご立派な会議の議題はiphone5が発売になることだった。

自社の強みを生かしながらスマートフォンアプリにも対応していくのが我が社のやり方だそうだ。

きっと日本中の中小IT社長が同じ事を言っているのだろう。


この業界は上位5%以外は不要だ。残りの95%は職を失うが、どうせ過半数は10年持たない。


泥の様に働く方も、働かせる方も、もう10年も持たないと、本当にそう思う。

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