今回の措置は第一弾ということで、今後更に詳細な規則が設定されるとのことですし
コンプガチャの定義をどのように定めるかもよくわからないのであれですが
現在一般に認識されている形のコンプガチャを規制してもあまり意味無いですよ。
仮に「ガチャ経由で特定アイテムを揃えると特別なアイテムがプレゼントされる」という形式が禁止になるとした場合
1. ガチャでしか手に入らないアイテム数種を素材として合成を行うことで、特別なアイテムを手に入れることができる。
2. ガチャでしか手に入らない特定アイテムを使用しなければ倒せない敵を出す。その敵を倒すと特別なアイテムが入手できる。
3. 通常のアイテムを用いたプレイでは一定以上の強さになれないように調整する。ガチャらなければゲームを進行させられないので、特定アイテムも入手できない。
などなどいくらでも迂回策を考えることができます。
本気で規制しようと思ったらガチャ確率の基準策定しか手はないわけですが
パチンコ、パチスロの場合最終的に手に入るものがメダルか玉であり、それらの交換レートも管理下にあるため
機械割や最大獲得数を基準として大当たり確率を一意な基準で定めることができるところ
ソーシャルゲームではアイテムの価値が各ゲームのゲームバランスによって著しく異なるため、基準というものが定めにくい実情があります。
ここを厳密に設定する場合、ゲーム内における強さのようなものを平準化しなければならないですが現実的ではないですね。
無理やり基準を考えるとするならば
1. ガチャとは関係なく、普通にお金を払えば手に入るタイプの課金アイテムを設定する。(お金とゲーム内の強さのレートを明示する)
2. ガチャで手に入るアイテムと上記アイテムをパラメータベースで比較し、入手確率と強さが一定の比率に収まるよう、勧告を行う。
という形が考えられるでしょうか。スキルとか特殊効果付きのアイテムはどうすんだって感じですが。
まあ上記の様な形にしろ、また別の形にしろ、確率に関する一定の基準を定めることができたら規制を徹底するのはそこまで難しいことではないでしょうね。
第三者機関の監視用サーバを経由して通信を行うか、GREEやMbga側でAPIを用意するかなど何らかの形で確率が管理下にあるということを保証しさえすれば、SAP側での確率の明示とかは特に必要ないでしょう。
アプリスタイルとかの雑誌がガチャごとに独自調査という名目でリークされた確率を掲示したりするかもしれませんが、ユーザ側としてはそれほど意識しないはず。
景品表示法を根拠にした消費者庁の見解をきちんと確認してみ。 1. ガチャでしか手に入らないアイテム数種を素材として合成を行うことで、特別なアイテムを手に入れることができる...