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はてなキーワード: まおゆうとは

2010-05-29

まおゆう」のパクリ騒動について

バカテス」からのパクリだと言うが、頭の中に無意識に残った文章が出てきてしまう人っているよね

http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/insidears/archives/52320196.html

それっくらい許してやれと思わないのか?

横に置いて書いたとかなら、全編そっくりになるはず

VIPPERのやることだから多めにミロとは言わないが、誰にでも間違いはあるよね

まおゆう」持ち上げてたネオリベたちはどう思っているのだろうか。

2010-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20100524132643

こういうセリフがあるけど、こういうものをちゃんと開発するのが正しい「丘の向こう側」だと思うんだ。

普及する転移魔法を開発して、国境地理的要因を無効化した社会とかね。

まぁ、あれだ。

ファンタジー世界側から、現実社会のようなものを空想している人たちがいたとしてさ。

>折角のサイエンス世界なのに、エネルギー資源石油)問題とかを語るのはナンセンス

>そういうものをちゃんと開発するのが正しい「丘の向こう側」だと思うんだ。

>車に原子力を積んで石油が必要とされない社会とかね。

とか言っているようなものだと思うんさ。


この間、エネルギー開発の話をちょっとしていて、なんでか「まおゆう」の話を思い出したんで書いてみた。

2010-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20100524140710

今更だが、「ファンタジーで一般的な設定」だと、魔法術式の効率化としては、まず魔力のアウトソーシングが行われる。

魔力を貯めることができる魔導具などがそうで、使用者魔法適正を魔法術式から除外するわけだ。

さらに進むと、術式そのものを魔導具に組み込むことで、魔力と術式のセットになる。

これは所謂、弾と火薬を仕込んだ拳銃であり、仕組み(トリガーを引く)を知っていれば使用可能になる。

魔法アイテム」なんてのはそんな感じ。


ここまで来れば後は単純で、その設定を許す世界かどうかを決めるだけだ。

魔法を貴重にしたければ、そうした設定を許さないし、魔法日常であれば、魔導具が露天で売られる事になる。

全ては設定次第。

「魔力を蓄える物質」なんて幾らでも創作できるし、術式の在り様も創作可能だから。

(メラとヒャドを合わせて・・・みたいな感じ)


ちなみに、呪文そのものも、大抵は魔法の効率化として存在する。

魔法の構築(魔力の練成、効果の決定、対象の選定など諸々の要素)を、一つ一つ考えることなく詠唱と言う行為に仮託する。

(練習をつんだ技は、考えるより先に体が動く、とか当て嵌めるといいかもしれない)


まおゆう世界魔法をどう扱うかは、それこそ作者次第。

まおゆう

いろいろ論争が起きるのは全然問題ないし、それについて批判・賛成がでるのは当然だと思うけど、

批判派の人が、「内容が正しくないから修正すべき」ってちょっとおかしくないか?

論争することによって発表された物語を消費してるわけでしょ?

修正すべきだと思うなら、2次創作すればいいじゃん

「俺の考える正しいまおゆう」ってさ。

まおゆう

序盤のとこ、メイド長とメイド姉妹のあれは

「受け身や被害者意識はやめて自分で変えてみなよ。卑屈なのは見ててむかつくし」 という事なんだろうけど

「ちゃんと村長の後継ぎのアレをしゃぶって成り上がれよ。それがメイド道だ」 と言ってる風に読めてしまうのがなんとも。

そもそも趣味メイド道とかアホなこと言ってる人が、それを基準に説教しても。

ねこねこの人がああ言うのも分かる気がする。

あれもあれでどうかと思うけれど。

2010-05-26

鏡よ鏡、世界でいちばんおもしろい小説はなあに?


それは「まおゆう」、というところでこの記事は終わります。

2010-05-25

メモ帳がわりのおぼえがき

さんざはてな村の言い争いを見た後で、今更まおゆうを一気読み。

んー。

以下、家に帰ってから考え直すための単なるチラ裏

・そもそも「2chSS」慣れしてない人があの形態の文章(会話の羅列)を物語として読むのは困難。ノベゲーと違って絵による補完もないし

・ましてや萌えラノベ慣れもしてない人にはムリもムリム

2chSSってツッコミレスも作品のうちだから、まとめだけ読んでも…ねぇ。「流れ」ってものもあるし

ともあれ、序盤で挫折した人は強いて原因を探ろうとせずに「この形態は俺には向かなかった」と思って無視したほうがいいんじゃないかなぁ。

序盤の話は前振りも前振りだから、読み終わった後だと「序盤だけを元にした分析」が全然意味がないものに見える。

話題になりすぎたせいで、本来コレを楽しめるはずのない人々もまおゆうに群がってしまって、「なんだこれ糞」と怒り狂ってみたり、「こんなもん好きになるのはアホ」としたり顔になってみたり、無理に政治的な意味を読み取ってみたり、それぞれのやり方でストレスを発散してるだけなんじゃないかと。

個人的には楽しませてもらいました。銀虎公かっけー

まおゆう勇者

詐欺にひっかからないよう気を付けた方がいいと思った。

 

「低金利なのは仕方ない、とあきらめていませんか?

 それは固定観念に囚われてるだけです!

 見てくださいこデータを、我々の提唱する新しい経済学に基づいた

 投資をすれば毎月30~40%の利益があるんですよ!」

 

たぶんそのデータは嘘だ。

 

 

中世ヨーロッパモデルと言っても、話の都合に合わせてやたらと実効性のある大同盟組んでるらしいから単純な比較はできないけれども。

あのレベル文明で軍需景気、それが無くなったら経済崩壊?

鉄鋼や造船業界だけ近代レベルだったんだろうか。

きっとドワーフが築いた文明だったに違いない。

 

男らしいゲルマン野郎どもなら、三圃式農業だけでも十分人口増やせるぜ!

ペスト百年戦争には負けるがな!

2010-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20100524132643

まおゆうは1章でリタイヤしたんだが、どうやったら「魔法の敷居を下げる」ことが出来る設定なの?

一般人のMPが10としたら転移魔法は100ぐらいMPが必要で、そんなMPがある人はごく一部って話なのだろうか。

で、MP5で使える転移魔法が出来たら皆使えるよねというお話なのかな。

その場合の開発に必要な技術が気になるところではある。

http://anond.hatelabo.jp/20100523235245

まあムカつくだろうなあ。

小難しい文献や用語を引用して、

簡単なことをひたすら長く小難しく書いて、

バカ共に知恵を授けようとしてるのに

批判は多いし敵が増えるばかり。

これがそのまんま、まおゆうの批判になるんでおもしろい。

まおゆう信者の痛いところはこれがわかってないところかな。世間的に面白いと思われてる禁書化物語といった

ライトノベルでさえ一般人には読むに耐えない文章だということが理解できてない。

ひどい文章なのにおもしろいおもしろいと連呼してハードルをあげていくからますます理解されがたい。

2010-05-23

「『まおゆう』の何が面白いんだ?」

自分は読んだこと無いので増田に書くが。

Togetter - まとめ「「まおゆう」って何が面白いの?」

「絶賛すぎて気持ち悪い」を恐れるな - 敷居の先住民


 上のほうのリンク先のはてブでy_arimが言ってるけど「人生の足しになるから」なんて理由は確かに表現に対する一種の侮辱だよね。

 でもどうなんだろう。「役に立つ/立たない」ではなく感想として「この小説のここが面白い」と勧めるのは辛くね? 

 お笑いでも「今のネタのどこが面白いかというと……」なんて確実に乾風ものじゃん。自分で解説してる内に「あれ、本当にこれって面白いか?」なんてなっちゃったり。

 「『どこが面白いのか』を解説すると途端に面白くなくなりそうだから解説できない」心情を表す言葉って無いかしら。略して「どかとない」とか。

「『まおゆう』解説するのは"どかとない"から勘弁してくれ」

「お前、本当にそれ"どかとない"と思ってるのかよ?」

「俺は別に"どかとなく"ないけど」



 ……俺じゃ「けまらしい」の2匹目の泥鰌は無理か

まおゆう本質って松岡修造的熱さでしょ?

読み終わった。

松岡修造「もっと本気出せよ全力になれよ。その先に見えるものはある。必ず!」

・もの凄く端的に言ってしまうと↑こういうお話

・「あの丘の向こう」って↑こういう意味合いでしょ? 違うの?

 正直、この物語の中では外連味程度にしか機能してないと思うし。

・結果的に本気出すのが、生まれついての才能持ちばかりなので、反発沸くのは分かる。でも英雄譚ってそういうものでしょ?

・行動に対して必ず何らかの価値ある結果が出るって羨ましいよね、と訳知り顔の俺がいた。鏡見ろ。

・すごく面白いライトノベル。ここで重要なのはライトノベルであるということ。

 ここまでライト英雄譚は今まで無かった。だから受けるんだと思う。それ以上でもそれ以下でもない。

・長い長いと言われてるけど、ここまで短くできたことにこそ驚くべき。

・多彩な設定破綻と多彩な力業での誤魔化しは驚嘆すべき。超豪腕。誤魔化し方が非常に巧い。

 その豪腕頼りが多彩な破綻を産んだとも言えるので、ただ賞賛するだけなのもどうかと思うけど。

・いろいろ言いたいことはあるけど、総括すると面白かった。

 面白かった理由は「いろいろな言いたいこと」を俺に産んでくれたから。それこそが物語醍醐味だと俺は思う。

2010-05-21

http://anond.hatelabo.jp/20100521145530

まおゆう書いてる人は指輪とか読んでんのかなあ。

どっちかってーとファンタジー世界に現代の何かを持ち込むと言う時点で「ゼロの使い魔」的なものを感じる。

http://anond.hatelabo.jp/20100521013236

あの話はコンピュータゲームCRPG)のパロディだから、TRPGを持ち出すのはなぁ。

RPGなら、それこそ国別の通貨と為替、言語などが設定されているものがある。

そしてそもそも、世界侵略を企む魔王存在する世界設定の場合、それに関連する項目(魔物分布や影響、侵略活動による世界情勢など)も「設定範囲」だろう。

MERP(指輪物語をTRPGに落としたもの)の場合、第3期(指輪戦争の時代)なのか第4期(人間の時代)なのかで世界情勢は全然違うし、当然それに伴い経済活動なども違うものとなる。

冒険者」の世界に対する役割も違う。

まおゆう」に対する論としてTRPGを持ち出すのは、端的に言えば「ずるい」。

2010-05-20

まおゆう」読んでみた

まおゆう」読んでみた。

内容は「アーサー王宮廷のコネチカットヤンキー」とありがちなRPG批判と

よくあるVIP小説を足して3で割ったみたいな感じ。

読後の素朴な疑問としてまず思ったのは「魔法のある世界地球経済学は通用するのか?」ということ。

魔法エネルギーはどこからくるのか(マナとか?)、とか地球物理学が通用するのかとか、

生命を支える仕組みは現実と同じなのかどうかとか。

物理システムでさえ互換性がないのなら、地球経済学は向こうの世界ではほとんど役に立たないものになる可能性が高い。

まあ、たぶん通用しないと思う。

ルーラが使えただけで世界経済は全く違ったものになるだろうから。

(参考:テレポート理論と実際 by ラリー・ニーブン)

たとえば魔法エネルギーを使えば、永久機関も作れるかもしれない。

でもこの小説の主眼はここにはないだろうな。

まおゆう」は経済学の考え方を利用したメタRPG文法による古典RPGのリビルド作品、

かなりのパート経済学歴史の説明にさいている。

でも経済学の話が本当に必要だったかといわれるとそうでもない。

でも経済の話を抜きにすると、「バイキンマンアンパンマンお金をもらって街を襲ってました」

という話くらいの内容になってしまう。

後半に物語の圧力はどこから働いているのかという謎も結局はわからなかったしな。

ビルド目的なので結局は1周して同じ着地点にしかならないというのも残念だし。

魔法の国が消えていく』みたいなロジカルファンタジーのほうが僕は好きかなあ。

馬鹿

まあhttp://anond.hatelabo.jp/tekitou_ID/20090523で触れたことがあるから、バカなのは知ってんだけども。

あと、もし本当に「物語現実世界がどういう歴史を辿ってきたかを知りたいよー」とか言うなら、まおゆうなんか見てる暇あったら、様々な手段を駆使して何とか渡辺文樹監督の『天皇伝説』を見るべき。この作品にこそ世界真実がある!#maoyu

http://twitter.com/amamako/status/14290899697

バカすぎる。

流行タグを使うと目立てて嬉しいのはわからんでもない。バカはこういうの好きだからね。しかし『天皇伝説』はねえよ。キチガイキチガイじみたことをいうのも大概だ。

散々っぱら批判的な議論をしているのに、その議論に反論するならともかく、議論の盛り上がりだけに着眼して「こんなに議論が盛り上がっているから良い作品なんだろう」という連中に誰か名前を( #maoyu

http://twitter.com/amamako/statuses/14229994830

もちろんこれは、「散々っぱらの批判的な議論」がなんの共感も納得も得ていないからこそ、起こっているわけだ。そして「散々っぱらの批判的な議論」で「こんなバカが批判してるんなら逆に大丈夫だな」と判断されているからこそ、「だからよい作品」という判断もされるわけだ。

状況はもう逼迫している。「連中」のことを気にかける前に、自分のお脳の心配をしてほしい。無論、まだなんとかできるんであれば、だが。

2010-05-17

社会科学ノートからの抜粋 (まおゆう感想

まおゆう読んだ。すごくおもしろかった。みんなぜひ読むべき。

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」まとめサイト

http://maouyusya2828.web.fc2.com/

ほかの人の感想はこちら。

魔王×勇者」が「その先の物語」を描けた理由

http://d.hatena.ne.jp/GiGir/20100510/1273472249

泣けるほどおもしろすぎるネット小説を読んだので熱烈推薦するよ。

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20100423/

人生を変えることのできる物語魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

http://d.hatena.ne.jp/izumino/20100422/

その先の物語~次世代の物語類型のテンプレート

http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20100429/

はじまりの物語

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/795

魔王世界を征服できない問題への一つの回答となる「まおゆう

http://d.hatena.ne.jp/lastline/20100517/1274022158


みなさん、すげーテンション気合の入った文章。実際、かなり面白かったので、興味のある人はぜひ。

そして以下は、読み終わったあと、テンションがあがりきって大学時代講義ノート引っ張り出して書きました。

たぶんネタばれはない、はず。(追記)スポイルするかもしれないので、読了後によむことをおすすめします。

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昔、ある人は考えました。

幸せってなんだろう?」

みんなは「お金があれば幸せ」っていうけど、何か違う気がする。

幸せの源泉は、お金じゃなくて、お金で買うことの出来る『モノ』だよね?

幸せお金』だと思っている人たちは、みんな奪いあいばかりしていて、

「誰かが得をすれば誰かが損する」っていうけど、それって、きっと間違ってるよ。

例えば農作物なんかは、みんなががんばって働けば増えるよね?

奪い合うことにつかうエネルギーを、みんなで『幸せの源泉』を生み出すことに使おうよ!!



この『ある人』の名前を、経済学の父、アダム・スミスと言います。

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まおゆう」は、みんなが幸せを求めて奪い合いばかりしているのに、

ちっとも幸せになれないでいる前近代社会で、

魔王アダム・スミスが「違うやり方もあるんじゃないか」

「みんなが幸せになれないのか」必死で模索を続ける話です。

結果、魔王は、人々の労働生産性を向上させることを通じて

「奪い合わなくてもみんなが幸せになれる世界」を目指し、ある程度の成果を収めます。

しかし、魔王は考えます。「何か足りない」「何かおかしい」

アダム・スミスが『国富論』を出版し、経済学スタートしたのは、1759年のことでした。

この『国富論』は彼の独創ではなく、多くの先人の思索の上に成り立ったものでした。

魔王が足りないと感じていたのは、おそらくこの『多くの先人の気付き』なのでしょう。

前近代においては、まず『国王国家』があり、その下に各人民権利を与えられます。

近代においては、まず『個人の権利』が前提として存在し、そのために国家が設立されます。

前近代社会というのは未だ「神様のいうことが唯一正しい」という世界で、

そこに突如現れた近代社会科学の申し子たる魔王のやりかたは、

過程をすっとばしていきなり答えを出しちゃったようなもので、

基礎となる考え方が共有されていない以上、いくら成果をあげても、なんか、ふわふわ。

それでも、「まおゆう」では、魔王を取り巻く登場人物が、

魔王に影響を受けて、少しずつ『多くの先人達の気付き』を埋めていきます。

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昔、ある人は考えました。

「どうやったら平和社会になるのかな?」

そもそも「人間はみんな善の魂を持っている、だって神様がそう決めたから」

っていうけど、そんなこと無いよね?現実みろよ!

みんな欲望むき出しじゃん!奪い合ってんじゃん!人間は悪だよ!

誰かが「恐れられる君主」になって、縛り付けないと平和に何かならないよ!

人間の一生は既に決まっている。奪い合うならそれは運命なのだ」

ってそんなことないよ!

運命に挑戦する強い意志が、事実を冷静に判断し、決断する強い心があれば、

運命だって切り開けるはずだ!!



彼の名をマキャベリと言います。

マキャベリが『君主論』で説いた『運命に挑戦する強い意志』=『徳』は、

主体的に道を切り開こうとする近代的個人のモデルとなりました。

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昔、ある人は考えました。

「国って何で必要なのかな?」

あれだね、人間ってほんと欲望強くて、いやになるね。

そりゃ、確かに人間には皆「幸せになる権利」があるよ。

でも、それを放っとくと多分、みんな自分利益のために奪いあいになっちゃう。

戦争とか最たるものだよ。馬鹿馬鹿しい。

きっと、みんなそんな世界には住みたくないから、

人間の欲望=『権利』を預けるところが欲しくなったんだろうな。

きっとそれが『国家』なんだ。人間が作った元気玉。別名『可視の神』。

でも、ちょっと元気集めすぎて、絶対的な権力になりすぎかも。

怖くて逆らえないし。でも、生きてくためには仕方ないか。。。ジレンマだなぁ。。。



彼はこの『可視の神』を、伝説の怪物『リヴァイアサン』に例えました。

彼の名前は、ホッブズと言います。

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そして昔、ある人は考えました。

人間のもつ権利って何?」

なんか最近人間マジクズっすわ」「あぶねえ」「あいつらの権利とりあげようぜ!」

って言う人いますけど、ぼく、それおかしいと思うんですよ。そんなことないんじゃない?

人間には、ぼくたちには『幸せになる権利』があるんだ。

生命』と『身体』と『自由』と、そして『財産』を持つ権利があるんだ!

人間が放っておくと欲望に取り付かれる、殺しあう」

そんなことない!

たとえ人間の行動は欲望からスタートしたとしても、『真の幸福』について思いを馳せて、

誰かを傷つける前に自分の欲望をとめられる、『真の自由』が人間にはあるんだ!

国に預ける権利は「誰かに傷つけられた時に報復する権利」だけで十分だ!

ぼくたちはいつだって白紙の切符を手に持って生まれてくる。

だから『真の自由』を持って平和に暮らせるような社会をみんなで作っていこうよ。

例えば、ほら、教育とかにちからいれてさ。



彼の名前ジョン・ロックと言います。

彼は、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与えました。

そして現在資本主義自由主義の考え方の源泉となっています。

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おれ、気付いたんだけどさ。『モノ』作るとき、一人で作るんじゃなくて、

みんなで役割分担=『分業』したら、生産性、めちゃくちゃ高まるよ!

だからさ、みんなで前よりたくさん『モノ』を作れるようになって、みんなで交換したら、

もっともっと幸せになれるんじゃね?



アダムスミスが『国富論』の冒頭で述べたこの考え方は、

近代経済学の基礎、『分業と交換の原理』と呼ばれています。

そして、この労働の分業化が進むと、他人の労働生産物との交換が不可欠となるため、

人々の経済的協力が要求され、結果として調和的秩序がもたらされる。

物語の始め、魔王が夢見て、商人が憧れた『あの丘の向こう』は、きっとこの調和的秩序なんだろうと思っています。

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まおゆう』は、僕らの生きる資本主義社会が、

多くの勇者運命に抗い、

『あの丘の向こう』を夢見て手に入れたものだということを

改めて再確認してくれる、すばらしい物語でした。

おれ、いい歳して、けっこういろんなところで、ぼろぼろ泣いちゃったよ。

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で、魔王勇者物語が終わって。『あの丘の向こう』の『あの丘の向こう』は何?

それを目指した別の『魔王』がマルクスだったりするんだけど。たぶんまたそれは別のお話

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