2010-05-20

まおゆう」読んでみた

まおゆう」読んでみた。

内容は「アーサー王宮廷のコネチカットヤンキー」とありがちなRPG批判と

よくあるVIP小説を足して3で割ったみたいな感じ。

読後の素朴な疑問としてまず思ったのは「魔法のある世界地球経済学は通用するのか?」ということ。

魔法エネルギーはどこからくるのか(マナとか?)、とか地球物理学が通用するのかとか、

生命を支える仕組みは現実と同じなのかどうかとか。

物理システムでさえ互換性がないのなら、地球経済学は向こうの世界ではほとんど役に立たないものになる可能性が高い。

まあ、たぶん通用しないと思う。

ルーラが使えただけで世界経済は全く違ったものになるだろうから。

(参考:テレポート理論と実際 by ラリー・ニーブン)

たとえば魔法エネルギーを使えば、永久機関も作れるかもしれない。

でもこの小説の主眼はここにはないだろうな。

まおゆう」は経済学の考え方を利用したメタRPG文法による古典RPGのリビルド作品、

かなりのパート経済学歴史の説明にさいている。

でも経済学の話が本当に必要だったかといわれるとそうでもない。

でも経済の話を抜きにすると、「バイキンマンアンパンマンお金をもらって街を襲ってました」

という話くらいの内容になってしまう。

後半に物語の圧力はどこから働いているのかという謎も結局はわからなかったしな。

ビルド目的なので結局は1周して同じ着地点にしかならないというのも残念だし。

魔法の国が消えていく』みたいなロジカルファンタジーのほうが僕は好きかなあ。

  • それを言い出すと、あの世界の人々は寝る事も食べることもせずに、街から街へ戦闘を交えて休みなく移動できるわけで、ルーラ以前の話であったり。 軍事的には、ラスダンを抱える国...

    • うーん、やはりゲーム性とも問題もあると思うよ、そこは。 TROGではもっと複雑だった設定が、JRPGに移植される際にかなり削られたわけで。 JRPGの歴史とか、シナリオの容量とかそういう...

      • あの話はコンピュータゲーム(CRPG)のパロディだから、TRPGを持ち出すのはなぁ。 TRPGなら、それこそ国別の通貨と為替、言語などが設定されているものがある。 そして...

        • でも、そもそもドラクエの物語は明らかにD&DなどのTRPGから派生した系譜に位置づけできるわけで、 指輪物語のようなハイ・ファンタジー(魔法の仕組みや神話、歴史など全...

          • 「遊びやすい形にするため、「コンピューターゲーム」として再現するためにそぎ落とされたのであって、 経済学や歴史的知識に対して無知だったから、という理由ではないんだよね...

          • まおゆう書いてる人は指輪とか読んでんのかなあ。 どっちかってーとファンタジー世界に現代の何かを持ち込むと言う時点で「ゼロの使い魔」的なものを感じる。

            • 和製ファンタジーは大抵そうだね。 と言うよりも、トールキンは本気で世界を作っていたので、あれを例に出してはいけない。w 大体のマスターやプレイヤーは、騎士がどう行動する...

  • 一応その点は、魔法を使える人はほんの一握りで、とてもではないけど1億人(と設定されている) この世界の規模に影響を与えうるものではないと描写されてるけどね。

    • >> 青年商人「しかし転移魔法ですか……。  もうちょっと敷居が低ければ普及間違いないんですけどね」<< こういうセリフがあるけど、こういうものをちゃんと開発するのが正...

      • まおゆうは1章でリタイヤしたんだが、どうやったら「魔法の敷居を下げる」ことが出来る設定なの? 一般人のMPが10としたら転移魔法は100ぐらいMPが必要で、そんなMPがある人はごく一部...

        • 今更だが、「ファンタジーで一般的な設定」だと、魔法術式の効率化としては、まず魔力のアウトソーシングが行われる。 魔力を貯めることができる魔導具などがそうで、使用者の魔法...

      • こういうセリフがあるけど、こういうものをちゃんと開発するのが正しい「丘の向こう側」だと思うんだ。 普及する転移魔法を開発して、国境や地理的要因を無効化した社会とかね。 ...

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