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はてなキーワード: 路地とは

2007-03-24

さよなら人類

二酸化炭素をはきだして あの子が呼吸をしているよ

曇天模様の空の下 つぼみのままで揺れながら

野良犬は僕の骨くわえ 野性の力をためしている

路地裏に月が落っこちて 犬の目玉は四角だよ

今日人類がはじめて木星についたよ

ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ

あの子は花火打ち上げて この日が来たのを祝ってる

冬の花火は強すぎて ぼくらの体は砕け散る

ブーゲンビリヤの木の下で ぼくはあの子を探すけど

月の光に邪魔されて あの子のかけらは見つからない

2007-03-22

朝を振り返る

6:25。昔の携帯の目覚ましで目覚める(*1)。がばりと身を起こし掛け布団をたたむ。二度寝しないコツだ。布団も乾燥するので万年床でもカビない。お勧めの技(*2)。

ぼーっとしながら、背筋を伸ばしてベッドに腰掛け少し待つ。首の軟骨がごりごりしないように頭の重さを慣れさせるのだ。これをしないで床に散らばった衣類を探したりすると、軟骨の唐揚げを食べたときのような音が頭蓋骨に響き渡るので怖い。

半分開けたカーテンから差し込む光で、昨夜脱ぎ捨てた衣類を探し出し、着る(*3)。

この頃、今の携帯の目覚ましが鳴り出す。2度寝防止用の目覚ましだが、最近は着替えながら止めることが多い。ついでに目覚まし時計の目覚ましも切っておく。3つもあるのは昔、入眠導入剤を飲んでいたときの習慣が続いているせいだ。

そのまま外出用の鞄をつかんで自室を出る。階段を下りて洗面台で身繕いと歯磨き。トイレ入り、そのまま玄関へ。

自宅玄関前の幅1m程度の路地には、まだ朝日差し込んでいない。見上げるマンションの壁に朝日が輝いている。

自宅前に路駐した自転車に乗り駅へと向かう。6:40。起床してから15分で家を出る。あまり他人には言えない ずぼらな生活だ。

1時間程度電車に揺られ、朝食は職場の席でとる。始業8:30。辺りの席はフレックスでがらがら。そんな一人の時間が一番集中できる。

会社員10年目。技術屋の朝はこんなもん。

*1:土日は鳴らない設定に出来たり、携帯の目覚ましはとても便利。

*2:独身だと布団干せない。

*3:独り寝なのに衣類が散らばるってどうよ?

http://anond.hatelabo.jp/20070322114911

2007-03-20

久しぶりに外に出た

久しぶりに新宿へ行った。楽しかった。

ジュンク堂改装してからはじめて行った。7階に椅子を置くべきだと思った。8階で漫画が読み放題なのは凄いと思った。それとジュンク堂って22時まで開いてると思ってた。

akiyanのところで持たない暮らしを読んでいたから物は一個しか買って帰ってこなかった。無印良品新書ノートを買ってきた。199円だった。バス代の方が高くついた。

新宿は良い街だと思う。全然周るところを知らない自分ですらこんなに楽しいのだから。

ところであの辺りどこか一日中自転車を置いておけるところはあるのだろうか。路地裏に止めておいても大丈夫っぽいけど、調べてみようか。

2007-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20070302000442

んー、変質者に追っかけられたり五万円あげるから遊ぼうって言われて路地に引っ張り込まれそうになったり

電車の中でぶっかけガールにされそうになったりした程度ならばある。

けれどそれは「変な」男の人だけの話なんだ、と理性で押さえつけらることが出来ていた。

そのことについて、「普通の」男の人に助けを求めることが出来るともどこかで思ってた。

けどネットの書き込みは膨大なくせに誰が書いたかまるで分からなくて、

誰が書いたかまるで分からないことが自分の隣にいる人への疑いを持たせる。

私の隣にいる「普通の」男の人に助けを求めたらば

「自分は被害者だから守れってか。これだからフェミに毒された勘違い付けあがり女はうぜえんだよ」

と思われるのかもしれない、という意識がネットを見ているうちに生まれてきた。

誰にも頼れない。という気分になってしまう。

それがとてもコワイ。四方八方全て敵だらけ、という感覚。

2007-02-25

ホールの暗闇に星がでるのをまっている

三年に進級してすぐ、父が亡くなった。我が家には借金があり、そしてまだ小学六年生の弟がいたこともあって進学を希望していた進路については変更を余儀なくされた。母親は進学しても構わないと言ってくれたが、経済状態を冷静に考えれば現実的な選択ではないのは明らかで、それがわかってしまうと、勉強は落ちついたらできるさと、自分にはそう嘯くよりなかった。

当時、高卒就職率はあまりいい状態ではなかったが、自分は運よく警備関係仕事に就くことができた。そこではほとんど休みなく働いた。日勤、夜勤限界まで仕事をいれた。それだけでは飽き足らず、時間が空いたときは知人の伝でスケジュールの融通がきくアルバイトをしていた。この時期から、自分は空疎になっていった。辛いことも楽しいこともなく、好きだった天体観測もやめていた。ときおり、実家で埃をかぶっているであろう父の形見の天体望遠鏡のことを思い出したが、それ以外は何も考えず口を半開きにして喘ぎながらひたすら働き、仕送りをしていた。

ある日、そんな生活を見かねた友人が女性を紹介してくれた。彼女でもつくれば気が紛れると考えたのだろう。その女性は一般的にみて、それなり以上に可愛いらしい容姿をしていたと思う。性格についてはよくわからない。なにせ自分ときたらろくに興味もわかず生返事ばかりしていたのだから。結局、交際ははじまらなかった。つまらない男だと憤激されても仕方のない態度を自分はとっていた。友人が苦笑いで済ましてくれたのは奇跡的だったが、それとは別に気がかりなこともあった。彼女と付き合いたい、いや、女性関係したいと思えなかったことだ。欲望がわかなくなっていた。

自分に交際相手がいないと、うっかり口を滑らせてしまったことがあって、それを知った職場の先輩から風俗へ一緒に行こうと誘われた。自分はそういう行為に嫌悪感があったが、とても断りきれる雰囲気ではなく行かざるを得なくなってしまった。繁華街路地裏にあるその店で、何か靄の中にいるようなぼんやりとした心持ちで先輩のくゆらす紫煙に誘われるがまま女性を指名してから、惚けたように硬直していた。いくつか場面が途切れ、次の瞬間、気がつけばあられもない姿の女性が目の前にいて、自分も服を脱いでいた。厚ぼったい唇が印象的な女性だった。彼女サービスしてもらったが、何をどうしようと自分のものは反応しなかった。次第に吐き気がこみ上げてきた。たまらなくなって、なぜか申し訳なさそうな顔をしている女性を置き去りにして逃げるように店から出た。その日から勃起しなくなった。

それ以降、性について考えるようになったが、すると決まって父のことを思い出す。星の見方を教えてくれた父。大きな背中の頼れる父。いいことばかり反芻している。彼は父ではあったが、男ではなかったなどと呟いてみた。父から性の匂いを感じたことがないのだ。両親がセックスしているさまを想像することができない。次いで不意に弟の顔が想起され、呆然と呟いた。

童貞を捨てる前に父親になった。

働き詰めの日々は三年ほどで終わりを告げた。突然、布団からでるのがいやになった。聞きたくもない叫びが耳朶にこびりついてはなれない。満員電車押し込められるのがおそろしくなった。ひとと視線をあわせられなくなった。外出すればアスファルトは液状化し、足下から自分の身体を呑みこんでいく。精神の平衡を失っていた。

医者にかかり薬をもらった。それを摂取し部屋で惰眠を貪っていた。そうでない、やる気にあふれたときは横になって部屋の白い壁にできたシミの数を一日中勘定していた。それよりも少し調子のいいときは、友人の手を借りて自作したパソコンを起動してネットの世界に耽溺していた。ネットは身体にいい、刺激的で煌びやかな負け犬牢獄だった。屑であること、それこそが通貨だった。すべてが反転している。頭の悪いやつ、虐げられて死にかけのやつ、女に黙殺された間抜け、男を殺したいのろま、醜悪なオタク、そういうやつらが屯していた。ここには持つものなど誰もいない。そう思った。しかし、それが誤りだと気がつくのにそれほど時間は要らなかった。

ネット上をしばらく観察していると、それぞれの不能者集団を代表するようなヒーロー存在することが見て取れた。英雄たちは狂気の論理を組み上げて理不尽な現実を切り刻もうと躍起になっていた。すっかり不能になっていた自分もその熱に冒されフィーバーしながら奇声をあげていたが、それも長くは続かなかった。自分と彼らの違いを痛感させられたからだ。彼らは何よりも己を大切にしていた。傷つかないように牙を剥き他人を八つ裂きにし、あるいは通り魔にあいながら自己を確認している。彼らには何かがあった。守らなければならない何かが。自分には何もなかった。すべてがどうでもよくなった一番の不能者だった。彼らへの興味は急速に萎え、そこから離れた。

部屋に閉じこもり、ずっと泣いて暮らした。このあたりのことはあまり憶えていない。

時間の感覚がなくなるまで悲嘆に暮れ、いよいよ金銭的に逼迫してきたので仕事に復帰した。頭蓋に詰まった空白がひどく重くなることがあったがどうにかそれを誤魔化しながら現在に至るまで騙し騙し生きてきた。ああ。実感というものがまるでない。あれからどれくらい経ったのだろう。体調を崩してから記憶力が悪くなった。呂律がまわらないこともある。いやなことはとくに忘れやすい。しかし、そのおかげで生きていられるのかもしれない。強調された現在だけが自分の中にある。来月、弟が高校卒業するという連絡があった。卒業式には休暇を取って出席するつもりだ。弟は自分の母校に通っている。ならばあのホールで式をするのだろう。

自分の高校時代のことを思い出そうとして失敗した。当時の記憶の大半が彼方へとんでいた。唯一憶えているのは自分の卒業式最中、一瞬ホールの照明が落ちて天井を見上げたときのことだ。一面に星空が広がればいいのにと切望し、空想した。でもあたりは真っ暗で、それはまるで自分の先行きを暗示しているようだった。

2007-02-11

茶葉オタです。

anond:20070210163108

ちょっと「自分の趣味は一般的だという主張」が「布教」にまで拡大解釈されてしまったか。反省。

俺も流石にオフラインでまで積極的布教をしてる奴が多いとまでは思ってなくて、

  • そもそもネット上で「オープンに語って何が悪い」という発想で語られてる
  • それ自体は別にネット上の話だし「嫌なら見なければいい」で済む話
  • だがそこで「キモくてすいませんつーかだったら見るな」と言う代わりに、「いやキモくないよ! これは素晴らしい文化なんだ!」っていう大演説を始める奴が結構いる(増田でこの話の大元になった泣ける議論とかまさにそれ)
  • 何故かそういう奴の(ネット上の)声はでかく、少数でも目立つ(これは推測

ってとこだろうか。つまり指摘された時の反応の話が主。

少女漫画エロのヤバさでは負けてないし、その他男性向けのヤバいエロも色々ある。でもその辺は男子秋葉系文化みたいにオープンに語られることは少ない。腐女子界隈の閉鎖性なんて驚くぐらいだ。何故そうなのか、ってのは良く分からん。純粋ネット人口に占める男性オタク層比が今でもまだまだ高いから目立つのかもしれん。

anond:20070210230240

あと「あんまオープンにすんな」って話に、秋葉の街並みを含めるのはちと違うんでないかな。

誰かが「秋葉コード歌舞伎町コードは違うから」と言ってたけど、そうかなあ。風俗街は普通キモいと言われてると思うよ。でもそういうのが風俗街だという認識があるから別に自分は近寄らない、近所にできたら嫌だけど、ぐらいな認識で。秋葉も似たようなもんじゃねえか。そこにわざわざ踏み込んでって「気持ちの悪い景観が許される街」と言われてもなあ、とは思う。

まあ秋葉の外で言うなら、確かに電車の中でカバー掛けずにメイド漫画読む奴もいる。勘弁しろよとは思う。しかしエロ小説全開の新聞読むおっさんとか、ドン引き煽り文句満載の表紙のレディコミ誌を読んでるおばはんとかもいるもんなぁ。ま、やっぱ良くも悪くも目立つのはネット上の話なんだな。

anond:20070211034009

> 秋葉原駅前にあるのはサトームセンヨドバシカメラであってメッセサンオーとかあきばおーじゃないだろ?

確かにそうだが、日曜の歩行者天国ん時に中央通り歩いてみ。コミケの西館屋上を持ってきたような凄い事になってるから今。あれは引きまくるぜ。あれはいくらオタク風俗街・秋葉でも酷いんでないの、とオタクですら思うから(これも少数だが声(行動)のでかい奴が目立つ例かもしれん)。

それに良く考えてみたら、もう既に駅前からしてメイド客引きで溢れてる様は十分引くな。昼間っからキャバの客引きで溢れる街。駅前の路面にコトブキヤディスプレイが広がり、でじこタワーがキャンペーンやってる。やっぱ風俗街みたいなもんだなあ。

だから「秋葉原の裏路地で肩身狭くぶるぶる震えることしかできない」は違うだろと思う。と言っても「キモいと思うならわざわざ秋葉に寄るな」で終わる話だと思うがね。

さて、いい天気なのでサンクリ行ってきます。

エロ同人誌を譲らなかった若者

http://anond.hatelabo.jp/20070210230240

 「男オタはキモい精子臭い」なんていうのは昭和キレイごとなのか。きょうは社会と自分の意識の変化に気づかされる小さな事件があった。

 秋葉原の裏通りは同人ショップで埋まり、露骨な性描写が堂々と店の軒先に並んでいる。はてな匿名ダイアリーでは女性らしき人がエントリーを書き込んでいた。私に当然彼女?を知らないので、文体や文中ににじむアタシ倫理観で判断するしかないが、年齢は20代半ばから30代ぐらいか。エントリーにはエロゲ好きの友達という人が登場している。文中を読む限り、男性の性欲への嫌悪感をむき出しにしているようだ。

 このエントリーに気づいたのは、この一般ぴーぷる側(と、振舞おうとしているであろう)の女性が「一般的な人間はそういったものを秘め事として扱っていて、美だとか性欲だとかいうものは奥ゆかしく嗜むのだと思う。」「白昼堂々ズリネタを求めて歩き回る姿を許容している街がある、というのは何とも。。。」などと、かなり大きな声で話しているのが耳に入ってきたからだ。どうも自分の考えているキモオタを糾弾して秋葉原を浄化させたいらしい。

 ここまで嫌味っぽく言われると、まったく関係ない第三者の私だってちょっと気分が悪い。すっかり眠気が覚めてしまった。はてなIDを持っている私がエントリーを書き込めば、もう1人ぐらい誰か賛同のトラバを送ってくれるだろうと思ってキーボードをたたこうとした瞬間、ランドセルをしょってバンダナを頭に巻いた若者が口を開いた。

 「あんたさぁ、はてな匿名ダイアリーでそんなエントリーを書くぐらい空気読めるのに、秋葉原の裏路地ぐらいスルーできないの? それっておかしくない? 秋葉原駅前にあるのはサトームセンヨドバシカメラであってメッセサンオーとかあきばおーじゃないだろ? こっちはこれから年に4回しかないサンクリに行くところなんだよ。だいたいさぁ、「奥ゆかしさを見せて欲しいなぁ」と俺らに求めるくせにおまえは「精子臭い」だの「ズリネタ」だの美のかけらもない言葉使ってるの分かってる? 俺があんたみたいな女じゃないから少女コミックレベルな性描写のゆるい基準なんてもらえなくて、優雅にやおい語りなんてやってられないんだよ。秋葉原の裏路地で肩身狭くぶるぶる震えることしかできないんだよ。とにかく奥ゆかしく嗜みたかったら上野現代美術館に行けよ」

 細部の表現は覚えていないながら、こんな感じ。オタオタしているように見えるキモオタの意外な発言に正直言ってビックリ仰天した。「オタクは教室の隅の席でガタガタ震えてましょう」とか「ここ晴海のコミケ会場には10万人の宮崎勤がいます」などというキレイごとを聞いて育ってきた世代の私にしても、彼の言っていることは正論に聞こえた。あたしって壊れてきているのかな? 浮かせかかった腰を再び降ろしちゃったよ。1人の一般ぴーぷる側(と、振舞おうとしているであろう)の女性は凍りついたように黙りこくり、はてな匿名ダイアリーから消えていった。ほかのブログに乗り換えたのかもしれない。

追記:で、この人の日本地図には歌舞伎町みたいなところは存在してないのかな?

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