はてなキーワード: 相米慎二とは
間違ってもプロポーズ大作戦は見ないほうがいい。
こんなに落ち込むドラマは初めてだ。
思えば俺たちの世代は野島伸司のドラマからこういう類の話に晒されきた。野島伸司は小学生ぐらいの頃か。この頃はまだ馬鹿だからいい。
耳をすませばとかも、ガキが何言ってんだ、ヴァイオリン?はぁ?って感じでやや強引に突っぱねる事が出来たし、あれは大人が見て落ち込むもんだから当時小学生ぐらいの奴には関係のない話さ。
エヴァはご愛嬌。あれにいくらハマッたってちゃんと戻ってこれる。時間が解決してくれるんだ。もう十年前だろ?あれにはみんなやられたし、みんな一緒にちゃんと恥ずかしい思いもして一つ大人になった。通過儀礼みたいなものさ。
最終兵器彼女だって新海誠だってラノベだってハルヒだって、セカイ系だろ(笑)?みたいな斜に構えた態度でクールに受け流せたはずだ。
最近で一番危なかったのは野ブタを見たときだけど、あれは人間関係のメタ化とか、アンチ世界系とか色々とメタファーがあって、その上で落ち込めたからさ、よかったよ。メタファーによって、ああいう友達が欲しいとか根暗な堀北萌えとかっていう、単純だけど根が深い落ち込む要素を曖昧にしてくれたし、脚本の志に共感してるからとか自分の中で言い訳しながら、見れるんだからすごい親切。
んでこのドラマなんだけどさ、みんなが思っている「学生時代に戻りたい」っていう思いをメタファーなんて糞食らえって勢いで、かなり直接的に描写しまくってる。だってストーリー自体がさ、「高校生(時期はモンゴル800が死ぬほど流行っていた時)の頃にタイムスリップして、幼馴染と結婚するために頑張る」って話でその幼馴染が長澤まさみですよ。オブラートに包んでくれよ、こちとら今参ってるんだ。
アイドルドラマってのはピンチランナーみたいな駄作を作るか、相米慎二とかみたいにさ、物語を捻って作家性を出した上で作るのが礼儀だろ。混じりっけなしのマジモノ作ってどうするんだ。
ドラマの内容はあえて詳しく書かない。この文章を呼んで「痛い奴」とか「中二病乙」とか思った人はドラマを見ればいいさ。
けど少しでも共感してくれる奴がいるなら、心の底からアドバイス。
マジで見るな!