はてなキーワード: 活字離れとは
ずいぶんと前から「つまらない」と言われ続けてるけど、まぁそこそこ面白いよな、と思う番組もある。
つい最近までは数は少なくなくなったけれどいくつか気にいった番組があって毎週欠かさず観ていた。
でももう今はその番組ですら観ていない。つまらなくなったわけではなく、なんとなく「観なくてもいいかな」と思うようになったから。
別に観たくないわけではないし、観ればそれはそれで面白かったりするんだろうけどなんとな気持ちが遠のいている。
そのテレビを観ていたはずの時間に何をしているかといえば「読書」
ベッドに入って眠気に包まれるまでの1~2時間の読書が思いがけず楽しい。
読んでいるのはもともと好きでひたすら買い漁っている村上春樹。
無論持っているのは最低でも1回は読んでいるものばかりだけれど、また端から読み直してる。
ずいぶんと昔に読んでいてストーリーを忘れてしまっているものも多く改めて「そうか、そうか」と思いながら読むのがなかなか楽しい。
ちなみに今は「ねじまき鳥クロニクル」の3部目。
ふと、こんな時代に読書って案外あってるよなーと思ったり。
それほどお金をかけずにずいぶんと楽しめる娯楽。
そう思って電車の中とかみると案外読書をしている人って多い。気のせいかもしれないけれど。
実は読書、というか本ってすごく流行りだしてるんじゃないのか?
今年は本屋さんとか図書館とか、はたまた本のリサイクル系のショップとか結構流行るんじゃないかと思ったり。
そいで昔のベストセラーとかがまた見直されたりして、案外「ノルウェイの森」とかまた売れちゃったりするんじゃなかろうか。
個人的には村上春樹作品の中でもあまり好きな本ではないけれど。
「若者の活字離れといわれて久しい昨今、この不況時代の下で本、読書が改めて見直され静かなブームになっています」
なんて、暖かくなるころにはいわれてるんじゃなかろうか。
【パリ支局】フランスのサルコジ大統領は23日、18歳になった成人全員に新聞を1年間無料で配達することなどを柱とした活字メディア支援策を発表した。
景気後退で広告減収に苦しむ活字メディア産業へのてこ入れと同時に、若者の活字離れを防ぐことを目的とする。
仏政府の発表によると、支援策により、同国で成人とみなされる18歳の誕生日から好きな新聞を1年間無料で配達してもらうことができるようになる。新聞社が新聞の購読料を、政府が配達料を、それぞれ負担する。サルコジ大統領は記者会見で、「新聞を読む習慣は、若い時につけるべきものだ」と述べた。
フランスでは新聞販売網が西欧諸国に比べ未整備とされ、経済危機の影響などで、フィガロなどの有力紙でも経営が悪化した。支援策には無料配達のほか、業界への税制優遇や政府広告の増加などが含まれ、3年間で総額6億ユーロ(約700億円)相当に上るという。
http://anond.hatelabo.jp/20081214204646
ごめん、ぜんぜん関係の無い話で恐縮だが。
元増田のあの程度の文章は「長文」になるのか?
昔から「若者の活字離れが進んでいる」という話は実感として持てていなかったんだけど、最近こういう反発を目にするようになって、活字離れの象徴ではないかと思うようになった。
そりゃさ、5万バイトぐらいなら「長い!」という反応もわからんではないけどさ。5000バイトにも満たない文章なんてそんなに読むのは苦痛か?
書き手のスキルの問題で冗長だったりすることは茶飯事だけどさ、長いと思うなら読まない権利もあるじゃん。だけどレスする以上は反芻してちゃんと読んでやれよと思う。
「長い」じゃなくて「長文」だもんな。すげぇよ、あれが長文っていう感覚が。素直にそう思った。
だめだめだめだめ。
識者の方々がオススメする本は難しすぎます。
あんたらが読ませたいターゲットはそんな難しい本渡されても、すぐ投げ出されるか、ナナメ読みされて知識として根付くこともないでしょう。
ニーチェがすごい、ドラッカーがすごい、とか啓蒙しても、残念ながら普及はしないです。普及してたらあんなにブックマークがつくことはないですもん。
まず、本を読まないひとってのは文章以外の場所から知識を仕入れるわけだ。だから難しい単語や日常会話に無い言い回しがあるだけで読み取り回路がフリーズ。もしかしたら比喩表現でも受け入れてもらえない可能性もある。専門用語が出てきたらシャットアウトだね。
もしそれを我慢して読もうとしても、1行を読み解くのに時間がべらぼうにかかる。初めての英文翻訳を思い出して欲しい。単語を端から訳して、並び順から日本語に直そうと四苦八苦する。だっていつも使っている言語の話じゃあないからね。文章を読まない人ってのは、そんなレベルからスタートするって考えた方がよい。活字離れが多くなっているとかよく聞くけど、この作業をするのが苦痛で逃げ出しちゃったんだろうと思うよ。
だから、別のアプローチをしようという提案をするわけだ。そういう層にも受け入れられそうなところから興味を持たせ、本当に読ませたい本に立ち会ったときに、すんなり受け入れられるように助走をさせてあげる何かを。
チャラい感じのヤツなんかだったら、ケータイ小説かmixiだな。特にmixiなんかよいね。ケータイオンリーなユーザは日記を書いていたらレスをつけないといけない文化を守る人が多いから、そこに哲学的日記を書けば、相手を啓蒙することができるかもよ。
聖書だったら「アートバイブル」をオススメするべきだと思うな。やっぱり絵から入るのはよいね。知識や経験がないと文字から映像を作ることができません。手塚治虫も旧約聖書やブッダのように宗教系の漫画を描いているからオススメ。
アニメに抵抗がないなら話は早い。「エヴァンゲリオン」を見せれば哲学的な考えの初歩の初歩をかすることができると思う。おまけに聖書に興味を持たせられるかもしれない。
映像に興味がありそうな堅物さんなら「2001年宇宙の旅」なんか良いね。説明セリフが少ないわりに、なんだかすごいメッセージ性がつまってそうな映像だし、時々映画ランキングにも入ってくるからプライドの高そうな人にもオススメできるかもね(笑)。そこで一言「小説を読めば答えが書いてあるよ」とでも言えば、活字を読み解くことをするかもしれない。意外に平坦な文章だったよ。
いま挙げたものはいずれも「知っている人口が多い」ものだ。質問に対する回答が返ってくる確率は高い方がよい。ちょっとネットで探しても自分語りしてるひとはいるから良いことづくしだ。
もっともっと平易に伝える手順ってのはたくさんあるはず。プログラムを携わるひとならおなじみの「グッドラッパー」となるべきアプローチをとるべきだと思うんだ。スタートしたらなんだか難しそうだったので投げ出しましたってのを無くす方向に持っていきたい。はじめの一歩はかんたんに。
http://anond.hatelabo.jp/20081020231740
>シェイクスピア、ヘッセ、トルストイ、ヘミングウェイ、ホメロス ドストエフスキー
この中だとヘッセ以外ならだいたい読んだよ。
神様につく枕詞がいちいちかっこいい。物語自体の意味なんてわからなかったけど、ホメロス読んでると現代文学がおもしろくなる。ジョイスだったり。
たしかに自分のまわりにもほとんどいないな。文系だけど。
でも、もし語れたとしても語る内容が重くなるから気軽にはなせないんだよね。
それだけじゃなくて、少々わかりにくいし意味だってどうとでも取れるから、適当なことを言ったらバカにされそうだし、背伸びしてこむずかしいこと言ったら相手が「うーん」とか言って黙り込むし。たまに原典厨がいて(帰国子女や外国語が得意な人に多い)、日本語訳しか読んでないくせに偉そうに語るなと陰で言われることもある。ある意味間違いではないけど、そういうこと言い始めたらなにも始まらない。
本当はドストエフスキーは笑えるほどおもしろいらしいね、大学の先生が言ってた。それなのに、私小説あがりの陰気な日本文学史の態度で読むのが(インテリの)マナーみたいになってるからみんな難しい顔して読まないといけないようになってしまってると僕は思う。たとえばアメリカのビートあたりはもっと楽しく読めるけど、そういう明るいのは正当に評価されないし。実験的作品でも笑えない言葉遊びだけが文学的に評価されて笑える言葉遊びは評価されてないと思う。
それから、読んだことの見栄や既得権意識が邪魔してる。今でも憶えてるけど、僕が高校生の頃ライ麦畑でつかまえてを学校図書館で借りたら「おっ、ライ麦か、ふーん」と読書家の友達からちょっと上から目線でコメントされたことがある。
似たような感じだとドストエフスキーだったら3作読むだけでも大仕事なのに、「地下室読んでないの?あれは基本だろ!」とか「死の家の記録は彼の転換点なんだから、読んでないなら彼を語るな」とか「ニーチェも読んだ?バフチンは?読まないとダメだよ」なんていくらでも言われる。読んでることが既得利益になってる、情報ならなんでもそうだけど。そうやって見栄を張るための道具になってて、さらにはプロの批評家同士が勉強不足をなじることで議論に打ち勝って原稿料をせしめるというシステムすらあるから、なかなか声に出しずらいんじゃないかと思っている。別にアホな感想でもいいから気軽に楽しく読んで話せたらいいのにと思うけれど、そういうつっこみが怖くて誰も語らないからどこに行っても話題にならない。
結局読書は自己完結なんだから良いのかもしれないけど、読書は上からありがたく拝見させていただくだけ、という図式になってるのが問題なのかなと思う。この形式は読書感想文なんて最たるものかもしれない。一人で静かに書いて先生にみてもらう。そして先生が採点する。そういうのより、みんなで3冊ほど読んで、昼ご飯食べながら2時間くらいしゃべったりしたほうが、活字離れはなくなるはず。逆にマンガみたいなのは下からの支持があって成立するからみんながわんさか話し合って業界全体が盛り上がれる。ただし、みんなにみてもらわないと成立しないというのは弊害もあって、萌えなんかの要素に頼ったり、似通った感動パターンの作品を量産してしまう欠点はある。そういうのがあって深みがないだとか他の分野から言われることもあると思う。ライトノベルと携帯小説の強みは楽に読めて楽に人に勧められる点にあるのかもしれない。
殴り書きしてみたけど、こんな感じかな。
もしかしたら、こういう風にきまじめな分析をしてみたがること自体が気楽に話せなくなる理由の一つかもしれないけれど。
とりあえず、ここで気楽に話してみたらどうよ?
「活字離れ」っていう言葉そのものが、つまりはそういうことを一語で言い表しているわけ。
だからわざわざみんなで論じていること自体が不思議なのよ。
元増田です。
お恥ずかしい限り。
「活字離れ」→「文字離れ」と読み替えてもらえれば。
まあ、何が言いたかったかというと
「若い世代、文章を沢山読んでるはずなのに読解力がないとはこれいかに?」
元増田がうだうだと考察する以前に、「活字離れ」という言葉そのものの意味が、紙に印刷された本を読まないということなのです。
あれ、じゃあ何が悪いの、ってことを考えてみる。
■まずWEBから。
参考記事…alertboxより
「ユーザはウェブをどう読んでいるか」http://www.usability.gr.jp/alertbox/9710a.html
「識字能力の低いユーザ」http://www.usability.gr.jp/alertbox/20050314.html
■次にメール。
んー、なんとなく見えてきたような気がする。
■要するに
■解決方法としては
ってところになるのかなぁ。
子供が出来たらその辺に注意して育てる必要がありそう。
学術書なんかだと、頭の悪い文体のレビューは内容に関わらず一切信用せず、真面目に分析しているものだけ信用すれば相当参考になる。なので俺はそういう場合だけ本のレビューも活用してる。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4883810321/
★★★★★ 最強の心理戦、最もカゲキな生命倫理 レビュアー: 連九郎 "シャハティ" 指が飛び、目が飛び、内臓が飛ぶ この物語ではつぎつぎと人体がばらされる。しかし、残酷ではない これにはちゃんとした意味がある コンピュータと人の、壮絶な心理戦を書くこの物語には驚くべきカゲキさと、すばらしい感動が待っている。だが結末は言えませぬ・・・ それが作者との約束だから
★☆☆☆☆ これは小説ではない。 レビュアー: CLOVER 友人に薦められたという事と、CMのイメージと、表紙に騙されて、 買いましたが、非常に後悔しています。 感想は、エログロナンセンス。以上。 この本に込められたメッセージを受け取れなかった以上、 感動など湧き上がるはずも無いでしょう。 ちなみに、作者曰く「物語の結末は誰にも伝えないで欲しい」との 事ですが、言われなくとも話せる事など何も無いので、それだけは しないと保証できます。 (とはいえ、感動した人達の気持ちまで否定する気はありませんが) それより、作者は「普段本を読まない人の為に易しく書いた」という ような事を言っていますが、この作者と著書が、本当に、若者達に 人気があり、支持されているというのなら、多少難しい表現や文法を 使ったとしても、手に取ってくれるのではないでしょうか。 それに、活字離れした若者達の読解力が低い事を気にしているのなら、 少しずつ文章の難しさを上げていく事で、作品を楽しんでもらいつつ、 若者達の読解力を高めてゆくというような事は、考えたりはしないの でしょうか。 確かに、活字に触れないよりは、この程度でも触れたほうが良いかも 知れないとも思いますが、製作者側が、そういう工夫や努力もせずに、 ただ「普段本読まない人の為に易しく書いた」というような決まり 文句を掲げているとすれば、著者本人の文法力の無さを誤魔化す為の、 ただの言い訳としか思えません。 言いたい事はまだありますが、なにより、この本を買った自分に腹が 立つので、もうやめておきます。 真っ当な小説が好きな方にはお薦めできるようなものではありません。
この素晴らしい落差! この本のレビューは全部見てみましたが、まともな人による徹底した酷評と、活字離れの最先端にいる人による絶賛が入り乱れております。