はてなキーワード: スキンシップとは
うんそうか。それを一般的には「スキンシップはあまり好きじゃない」って言うんだと思うよ。
君や君の周りはあんまり普通じゃないということを認識したほうがいいかも?
四六時中くっつくのが普通というわけではないけど。まぁ両極端って奴だな。
そのかわり二人きりのときは譲る。
「譲る」とか言っちゃう辺り根本的に好きじゃないんじゃないの?スキンシップ。
いや別に責めるつもりはないんだけど、もし勘違いしてるんだったら自分の性質は正確に把握しておいた方がいいと思う。
スキンシップが嫌いなわけじゃなくて、「外で」というのがいやだという点を
理解してくれたので、うまくいってたよ。
外でいちゃいちゃはしない、そのかわり二人きりのときは譲る。
それでけっこう続いたけど、ぜんぜん別の原因で別れましたw
俺もおまいみたいな相手が欲しいな。
セフレ枠まだあるよwwwww
さておき。
お互い恋人はいないですね。
時々(お互い儀礼的に)確認するけど「いない」って言うし、
セックスは他の人ともしてるかもしれないけど、
30代後半にもなってそんなお盛んなようでもないので気にしない。
同じ女として同情する位だろうなー…。
「私ちょっとフェチっ気あるんだよねー」
「俺も俺も!」「じゃ、試す?」「おう!」みたいな、いわば「勢い」だよね。
ホントに友達ノリだったと思います。で、セックスしたら、相性が良かった。
以降、深夜まで飲みながら
「磯野ー、野球しようぜ!」みたいな感じで
夜「眠りに落ちる前に隣に誰かいるって素敵だよね」とか、
朝起きたら「君がいてくれてよかったー」とかぬるいことも言うし!
ね?
ちなみに、途中1年くらいブランクもありつつ当初のノリのまま4年くらい続いて今に至る。
(※二人とも同時期に携帯無くして音信不通wwwアホスw→1年後古い携帯を実家で見つけた私が連絡→特にしこりもなく再会→セックスw
私は、自分で構ってほしいとき以外は他人に構ってほしくない。
誰にも構いたくない時には他人を構うのが苦痛だ。
恋人がいたこともあるけど、
そのときは定期的にメールの返事するのもすごい苦痛だった。
関係が続くと、今度は甘えたくなるんだけど、そうすると、甘えてる自分が嫌いで仕方なくなった。
なんという一人相撲。
告白してきた相手は、私の乱調なマイペースっぷりに辟易して逃げていった。
生まれてすみませんwww
ちょっと寂しいけど、恋愛苦手だから仕方ない。
(結婚願望が無いのは確認済み)
価値観が似てるっていうのは、あるんでしょうねぇ。
1ヶ月が3ヶ月になり、3ヶ月が半年になり、半年が1年になり。
一度レスになるとキスもしなくなる、カラダに触れられなくなって、手もつなげなくなる。
何となくいけないんじゃないかと思いながらも、人間的には好きだし、忙しさを理由にして放っておいた。
スキンシップがなくなると、必然的に会話も減り、相手の考えていることがわからなくなった。
そうして3年くらいかけて、ゆっくりとゆっくりと他人に戻っていった。
そもそも子供が欲しくて、そのための経済的な基盤を整えるための期間に、皮肉にもレスになってしまった。
最後は同じ部屋にいる時の張り詰めた空気が苦痛になり、別居した。
相手がどんな金持ちだろうが、貧乏だろうが、美人だろうがブサメンだろうが、
5年間仲がよかったから6年目も仲がいいとは限らない。
どんな小さなことでも声をかけてみる、好きだと伝える、手をつなぐ、セックスをする。
選択肢の多い時代だから「自分が」夫婦であろうと努力をしなければ
誰と恋に落ちても同じ結末が待っている。
そろそろみんな何故違いが13なのかを考えるべき。
NO | アマ | プロ |
---|---|---|
1 | 世間話で相手を和ませる | 余計な話はしない |
2 | まずは握手をしてスキンシップを図る | 握手はしない |
3 | 約束の時間の5分前に到着するよう心がける | 1分と狂わずに受け取りに来る |
4 | 常識的な納期を設定する | 「わめくなデイブ」と言ってありえない納期を押し付ける |
5 | 待ち時間にはイメージトレーニングで仕事のリハーサルを行う | 待ち時間に女を抱く |
6 | 出来そうなことだけをやる | クレイジーだ |
7 | この辺のものを一丁いただきますと買っていく | 銃に1万ドル、時間に1万ドル払う |
8 | 周囲の警戒を怠らない | 後ろに立った人間を反射的に殴る |
9 | とりあえずタイヤを撃って足止めする | 1キロ先のフットボールが標的 |
10 | 銃身を切り詰める | 80センチ以上の銃身のライフルを欲しがる |
11 | ヘンメリー・ワルサーを3日で改造する | 3時間以内に作る |
12 | どこでも手に入る道具を使う | 超ロングマグナム弾を使う |
13 | そもそも当たらない | 眉間に当てる |
http://lifehacking.jp/2008/04/difference-of-pro-and-amatuer/
セクハラは相手を選ぶ
この文章だと
と解読される。
そんなことはよく言われない意見ではあると思うが、元増田の周りではそうなのかもしれない。
この一文からは確かに誰がモテているのか全くわからない。次の文章を見てみよう。
その、という言葉を使っている以上、すでに言及された登場人物であると思われる。
よって電話番号を知られたがるぐらいモテていたのは娘と仮定する。
「スキンシップのつもりだった」
と言い張っても
この発言は誰が発したものだろうか。
セクハラ以外の何物でもない。
同性でのスキンシップなら、不快なものだとしてもセクハラとは呼ばれにくい。
つまり娘とは性別が異なる人間が登場していたと推測される。
「スキンシップのつもりだった」はセクハラを行った人間の発言である。
この場合観察者の元増田が男性であると仮定すれば、娘にセクハラをはたらいたのは元増田だろうか?
ここで冒頭の「セクハラは相手を選ぶ」発言が気に掛かる。
一般的じゃない意見をさも普遍的な事象のように語っている元増田は特殊な思考回路の人間ではないのか。
というか、いくら嫌ってはいない相手であっても
人が誰かを好いているか嫌っているかというのは第三者からはわからないものだ。
元増田は娘から嫌われているとは思っていなかったのだろう。
やっぱり公衆の面前で両チチをわしづかみにされれば
一瞬で嫌いになるとは思うんだがね。
自嘲気味な呟き。元増田が自分の行為を反省している様子が伺える。
30才魔法使いが童貞を捨てにソープに行ってみたので、その体験記を書こうと思う。本当は出会い系でやろうかと思ったんだけど(相手には断る自由があるしね)、やり方をよく知らないので却下。
場所は新宿。三連休でにぎわう歌舞伎町だったのに、その一角にはなぜか人がいなかった。童貞を捨てようってのに、なんかさびしいよなこれ。指名とかよくわからかったのでなしで。女の子が出てきて手を握りつつ部屋に連れていってくれたんだけど、手がやわらかくてなんか嬉しかった。名前はYさん。想像していたより結構かわいい子が出てきてびっくりした。あとでホームページを見たら癒し系の女の子とか書いてあったような気がする。で、部屋で服を脱ぎつつ、風俗初めて、童貞と素直に話すと、じゃあサービスするねといってくれた。こんな客は来るのかと聞いたら、たまには来るそうだ。
最初に風呂でサービス、次にマットプレイ。でマットの上で騎乗位で挿入。知らないうちにコンドームがつけられていて、なかなか見事なもんだなぁと思った。入れた感覚はあんまりなかった。本当はここで一発するらしいんだけど、遅漏だと素直に話すと、じゃあベットの上でいじめてあげるとのこと。んで体がぬるぬるになってしまったので、体を洗ってもらってからベットの上でひと休憩。ここまで10分も経ってなくて、意外と時間があるもんだなぁと思った。
僕はスキンシップの類がしたかったので、ベットの上でちょっとお願いして、川の字になって後ろから抱きしめさせてもらった。肌がすべすべしてて、やわらかくてなんだか気持ちよかった。あとは肌を撫でたりしつつ、しばらく雑談してた。彼氏はいないのか聞くと(マナー違反だな)、いたらこういう仕事はやってないとのこと。彼女いないと言うと、友達に紹介してもらえばとか、職場はどうかとか言ってくれた。ここが一番楽しかったかな。
次にいよいよ本番で、教えてもらいながら正常位で挿入。ここも意外と挿入してる感覚が無かった。AVみたいに動こうと思ったんだけど、なかなかうまくいかないもんなのねあれ。横に動くのが精一杯で、縦に動くなんてとてもできなかった。あれが出来る人はすごいよね(みんなできるって)。正常位をしつつ、おっぱいをなめたりしてたんだけど、なんか楽しかった。個人的には女の子には楽しんでもらいたいので、相手のマネをして肌にキスの嵐をしてみたり乳首を優しくなめたりした。Yさんは一応喘いではくれてたけど、そういうのに慣れてるお仕事だろうから、実際のところはわからない。でもすこしでも楽しんでもらえていたらいいなぁと思う。
いつも挿入する前にはいつの間にかコンドームが装着されているので、見事なものですねと言うと、「心配しないでね」との返事が。何を?性病?こういうところは衛生には気を使ってるだろうからさほど気にしてないし、女の子を前にしたらそんなことは考えないんだけどなぁ・・・
もっと肌が密着してるほうが好きなんですと言うと、じゃあという事で体を入れ替えて側臥位に。僕はきれいな肌をみつつ挿入できたから嬉しかったけど、相手は背中を反らせていたので結構大変だったかもしれない。そうしないとやりにくいのかな?で仰向けにされて、騎乗位とかフェラとか素股?でイカせようと頑張ってくれたんだけど、結局イケなかった。遅漏で申し訳ないと言うと、初めての人は緊張してるから結構あるとのこと。別にイケなくてもいいからと言って、止めてもらった。じゃあ私がオナニーしてるのを見つつオナニーしたらイケる?とか言ってくれたんだけど、かわいい女の子を前にしてそれはちょっとね。なんか失礼だし。んで体を洗ってもらって、時間がすぎるまで雑談して、お金を払って終わり(結構はしょった)。最後は出口まで(寒いのに)見送ってくれた。
で感想。やっぱりね、彼女たちはプロだよ。客が嫌がるようなことはまず言わないし、だいたいの客の希望には拒否しないし。僕みたいなオタ風のおっさんの相手なんて良くしてくれるよ。尊敬する。でも個人的には、セックスそのものよりスキンシップのほうが好きな上に、女の子に何かされるよりも何かしてあげたい(気持ちよく楽しくしてあげたい)性格なので、向こうがなんでもしてくれるソープはあんまり合わないように思った。どこかにそんな希望をかなえてくれるサービスはないかなぁ・・・あ、普通に彼女作ればいいのか。失念してた。要は普通に彼女を探せばいいんだよね。オタの相手をしてくれる人はなかなかいないだろうけど。
ソープが合う合わないかはともかく、セックスに対する過剰な思い入れみたいなものをある程度打ち消すことができたように思うので、経験してみてよかったと思う。なんだこんなもんなのかと。これから女性にももっと普通に向き合えるような気もしてきたし、非モテから脱却できるような気もしてきた。(何をするってわけじゃないけど。)
そんなことは置いといて。Yさんのことは多分一生忘れないわ。向こうはすぐに忘れるんだろうけど・・・。最後にお礼を言うタイミングを逃しちゃったのでこの場で言っておきたい。Yさんありがとう、楽しかった、本当に。これからも愛に飢えた男どもに、少しの愛を振りまいてあげてください。
今日ね、ラーメン食いに行ったんですよ。カウンターしかない店なんだけど結構美味しいの。
私が入ったときにはおじさん二人がラーメンをすすっていて、私もラーメン注文したんです。
私のラーメンが来る前におじさんたちは食べ終わって出て行っちゃって、入れ替わるように入ってきたのが若夫婦。
場所は十分開いているのに、私の左隣に座るのです。ラーメンと餃子を注文してました。
その注文が終わったと思ったらまた一組カップルが入ってきて私の右隣に座る。だからスペース開いてるってのに。
私のラーメンがやっと来て、もうめちゃくちゃおなかが空いていたので全力でかきこんで人心地ついて替え玉を注文。
?
なんかいちゃついてるんですけどこいつら。
右隣のカップルは、ほとんど喋らないのだけど食事をしながら終始ぺたぺたとスキンシップ。
左隣の夫婦はいかに友人を引き合わせてくっつけるかを肴にして楽しそうにおしゃべり。
…。
これが声高でうるさかったり、常軌を逸した触りようなら「ああバカップルめ!むかついたわ!」で終わって、発散のしようもあったのだけど。
なんだよおまえらその場所をわきまえた絶妙ないちゃつき方。むっとすることすら私には許されないのかよ。
たのむよ。店そんなに狭くないじゃない。ちょっと遠めでやってよ。なんで私をぴったり挟むのよ。
私だけ独り、ってのをそんなに思い知らせないでよ。
どうすればいいの。いったいどうすればいいの。
この怒りでも悲しみでもない、やりばのないきもち。
替え玉にぶつけただけじゃ、収まらなかったよ。
いや、なんつーか、「自分の身体に自信がないの」とかそういう次元じゃないんだよね。
「私……貧乳だから……」とかそういうレベルの話じゃないんだよね。
ていうか、自分自身は別に嫌いじゃないんだよ自分の身体。まぁまぁスタイルも気に入ってるんだけど
でもなんていうのかなー伝え辛いのだが……
手入れすればいいとかいう問題じゃなくて
どう手入れしたところで私が動物である以上絶対見せるのは無理、的な感覚っつーのかなあ
別に自分が汚いマンコ見るのはいいけど他人には見せられん。自信がないとかいうレベルじゃなくて。手入れすればおkとかいうレベルでもなく。おそらく私が人間である以上、ていうか、動物である以上、見せられない。という矛盾した感覚。自分が動物である事を知っているのは自分だけでいいっつーか。事実として他人に知られてるのはいいけど。ていうかそれは当たり前だけど。
それと同時に相手が人間である以上、動物である以上、受け止められない、多分。汚いすね毛とか、ちんことか、腹毛とか、受け入れられない。お互い様だけど。
別に普段服を着てスキンシップするには全く構わないが……セックスとかは無理。
キスは唾液で無理。
犬のうんことか赤ちゃんのうんこ処理するのは大丈夫なんだけどね。
自分でもなんでかよくわからん。
http://d.hatena.ne.jp/nonoyume/20070929/p1
私は自分が親失格な親であるという自覚はある。リアル友達には何人も結婚していない人がいるけれど(男も女ももうすぐで四捨五入で50なのにね)、そのうちの一人には、それでもちゃんと子供育てている、すごいことだよって言われるんだけど。でも、私は一人で子供を育てたんじゃない。産んですぐに病気して入院・手術して、一番傍にいなくちゃならないときに子供にスキンシップすることもなかった。だから、私が抱っこしてもまったく泣き止まず、姑が抱っこすると泣き止むのを見るたびに辛かった。
泣き止まない。言うことはきかない。イライラする。むかつく。本気で高いところから落としてやろうと思ったことだってある。そんな私だったから、本当は子供なんて産むんじゃなかったんだろうね。
思い通りにいかない子育て。やりたいこともできない毎日。どうして子供なんて…と思ったものだった。こんな私なんかの子供に生まれて、なんて不憫な子供なんだろうとも思った。
何だか、あのとき姪に微妙な表情をさせてしまった自分が嫌だ。
私も何度もそんな表情を子供にさせたよ。感情が爆発するとヒステリー起こしてたし。何とか虐待だけはしないように食いしばって耐えるのが精一杯。もっとも、ヒステリーで子供に向かって怒鳴り散らすのも、十分虐待なんじゃないかとも思うけれど。でも、ほとんどの親がそうなんじゃないかと思う。私だけじゃない。きっと。ううん。全ての親がそうなんじゃないかな。だからといって、簡単に「子供産めば」とも言えない。私のリアル友達にも言えないことだもの、結婚して子供産みなよって。というか、もう今からじゃ無理か。高齢出産間違いなしだもんね。それにしても、こんな子供みたいな私が、よくここまで子供と一緒に生活してきたよと思う。一生、結婚も出産も経験しないだろうって思ってたのに。
というようなことを思ったんだけど、さすがに自分の日記には書けないなあということでここで書いてみた。(汗)
数少ないマイミクは、リアル知人のみで構成されているのだが、先日、その1人である中学の同級生A男から
メッセージが届いた。
ちょっと前に同窓会が開かれたのだが、
「同窓会に、K男も来ていた。全然変わってなかったよ」
と書かれていた。
K男は、私が10代の頃に付き合っていた男子で。
深い関係になることもなく、あっさりさっぱりとした付き合いだったけど、
「自分が好きな人と付き合うと、こんなに楽しいんだ」
ってことを、はじめてわからせてくれたのがK男だった。
K男は中学時代から女子ウケがいい人だったけど、高校に入ってからはそれがモテに変わり、
私と付き合う前にも、数人の女子と付き合った経験もあるという。
背が高くてほっそりとした体型、浅黒い肌、おまけにスポーツ万能、勉強はやればできる子だったみたいで、
おまけにカラオケがかなりうまかった。
まあ今思えばモテる要素が揃っている。
とはいえ、どちらかといえば地味グループに入っていそうな人だった。
そんなあからさまにモテ男子というわけではないところが親しみやすい雰囲気を作っていて、
一部の女子にウケがよかったのだと思う。
彼の優しくて気取らない性格に惹かれていた。
同年代のほかの男子に比べ、女性に対する気遣いができるところにも。
K男にはちょっとした特技があった。
彼は絵がそこそこうまくて(クラスメイトの似顔絵とか)、おまけに書道の達人で美しい文字を書くことができた。
そんなわけで、彼がノートの片隅にちょっとした漫画(吹き出しの文字も活字に似せて手書きしてた!)を描いて、
漫画を描いているからといってヲタ臭を放つわけでなく、運動会でリレーの選手になったり、
さえないギャグを言って皆を笑わせたり、ごくごく普通の、楽しい学校生活を送っていそうな人だったのだ。
……一見すると。
彼について、付き合いはじめてから知ったことがたくさんある。
私がK男に抱いていた印象は、彼のほんの一部分の印象に過ぎなかった。
別れた後に、むしろ光に照らされない暗闇ほうが、彼を構成する大部分の要素なのかもしれないと思った。
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彼の体には、大きな傷跡が残っていた。
自らがつけてしまった傷跡だと、言っていた。
ナイフで手首をリストカットとか、そういうのではないけれど大きくて深い、十針以上は縫ったであろう傷跡。
傷を作った原因は知っていたけど、なぜそんなことをしたのかはわからない。
彼自身にしかわからない何らかの理由があったことは間違いないだろうが、理由は決して話してくれなかった。
それなのに、「こんな縫い後があるんだー」と、笑いながら話すのがちょっとコワかった。
傷で思い出したけど、お母さんの腕を折ったこともあると言っていた。
一言で言えば、家庭内暴力なのか。
これも理由は話してくれなかったけど、「お母さん泣いてたよー」とまた笑いながら、語っていた。
さらに、
「ぼく、お父さんに骨折させられたことあるんだよね」
とも言っていた。
父は息子の骨を折り、息子は母の骨を折る……そんな家族が住む場所は、一見ごくふつうの家だった。
お母さんはいい人そうだった。きょうだいのうち、妹の1人は目が病んでいた気がする。というか、彼におびえていたのかも。
そして彼の家の室内には、犬とネコが20頭近くいた……。
サイコキラーが住む家を描写した文章から頭に浮かぶ印象が、K男の家に似ていたのだ。
もちろん「黒い家」のように死体がころがっているわけじゃないけど、ものすごくキツイ獣臭(動物の体臭と排泄物の臭いが
入り混じった、すえた汚臭)と、家の中の雰囲気や、彼の過去の話などとイメージが重なり合ったのだった。
私が初めて遊びに行ったときは、さすがに臭いを気にしたようで(臭いに対する自覚はあるらしい)、
部屋に芳香剤を置いてくれたが、その芳香剤が甘ったるいイチゴの香りで、それがもともとあった獣臭と交じり合い、
さらに壮絶な臭いが鼻腔を鋭くついた。
目にも染みるような臭いだった(服を洗っても臭いが落ちなくて、泣きそうだった……)。
私たちは、お互いの家ではなく外で会うことがほとんどだった。
いつもお決まりの公園で会って、何時間も話して、あまり遅くならないように帰宅する。
手をつなぐとかキスをするとかいうスキンシップは多少あったけど、それ以上の関係を持つことはなかった。
彼は「きみを大切にしたいから、そういうことはしたくないんだ…」と、静かに言った。
自分に魅力がなくて、女として欠陥があって、そういうことを言われるんだ……と、何度も泣いた。
そうやって、何も特別なことは起きないまま、数ヶ月付き合い続けた。
彼の過去や家庭の事情などものともせず、私はずっと純粋に好きでいつづけたのだけど、
ある日突然、別れはやってきた。
私が受験をしていた当日、彼は同じ高校の後輩からバレンタインチョコをもらい、その子に告られたらしい。
雪の降る日だった。試験に遅れまいと、必死に走って会場へ行き、私が懸命に問題を解いている間、別の女と……。
「きみのことを嫌いになったわけじゃないけど、好きな人ができた。ごめん」
いきなり電話で別れを告げられ、ほとんど話もできずに一方的に電話を切られた。
つらくてつらくて、体がちぎれそうだった。
私の何がいけなかったのか、彼女との間にどんなやりとりがあったのか経緯をどうしても聞きたくて、何度も電話した。
単純に執着していただけだと自分でもよくわかっていたけど、電話を数度かけて、やっと口をきいてもらえるようになった。
彼から、
「彼女も好きだけど、きみのこともまだ好きかもしれない」
という、無責任な言葉をもらったあと、私たちはまた会うようになった。
だからといって関係を持つということもない。恋人同士ではなく、なんだかよくわからない関係だ。
彼は、彼を愛してくれる人だけを好きになるタイプの人間だった。
自分から好きになることはなくて、好きだと言ってきた人のことを好きになるそうだ。
そこまではまだ、よくあることかもしれない。
別れたあとに聞いた一番ひどい言葉は、
「どんなに化け物みたいな子でも、付き合える。好きになれる」
だった。化け物……。
ああ、別れてよかったなぁと、そのときはじめて実感できた。
そういう発言が許せなくて言い合いになって、ケンカして、罵倒しあって、気がついた時には縁が切れてた。
その争いの数ヵ月後に、私が友達といっしょにいるところで彼に遭遇したことがあったけど、彼は私を一切見ず、
存在すらしていないもののように扱い、私の友達とだけ話をして去っていった。
あれから何年立っても、私にとって彼は、会うと気まずい人、できれば顔をあわせたくない人になっていたが……。
少し前に、なんとその彼からmixiでメッセージが届いたのだ。
友達のA男が、私の名前をK男に教えたらしい。
道端で会って無視されるという経験があったので、むしろ向こうのほうが私になど会いたくないだろうと思っていたが、
ものすごく明るいメッセージだった。
よくmixiで昔の恋人からメッセージが来た、なんて話を聞くけど、
まさか自分にそのような出来事がふってくるとは思わなかったよ!
何日か寝かせて、普通に返信した。また返信が届いた。
それ以上は何もない。
メッセージが届いたときは、胸がドキンドキンと変に動いて息苦しくなった。
そして、お互いにひどいことを言い合って別れたのに、普通の文章で、
「結婚おめでとう。皆で会いたいね」なんて書かれていたことに、少なからず動揺している。
そして、動揺している自分に、ものすごく驚いた。
まだ彼の影響が抜けきっていなかったのか、と。
心の奥底に封印されていたあの頃の記憶と、彼に対して抱いていた言葉に表しがたい奇妙な恐怖のようなものが
よみがえってきたので、会うのはコワい気がする。
でも、コワいもの見たさで、会ってみて、普通に会話してみたりもしたい。
あああああ、どっちにしてもコワい……!
書いているうちにコワくなってきて、いくら匿名とはいえ、書いていない変なエピソードがたくさんあるんだよ……。
支離滅裂だけど、今までに感じたことのない恐怖だったので、その感情を記しておきたかった。
なんでこんなにコワいんだろう。いやだなぁ……。