40代。
年を経るに連れ、自分もまわりの人間もどんどん性格が悪くなっている気がする。
長年気持ち良くつきあってきた人間が嫌な面を臆面もなく出してきたり、自分より年上の人間の傲慢さに辟易したり(それを若者が宥めてヨシヨシしてご機嫌直してるのを見てまた辟易する)
自分も人の言葉を素直に受け止められないことが増えた。怒りを表に出すことが増えた。許容できないものが増えた。家庭や子供を持ったことで、他人事でなくなってしまったものが増えた一方で、世界が狭くなったのも一因かもしれない。自由は減り、つながりは増えた。精神的には安定して満たされたが、空気が澱んで息苦しいと感じることもある。
友人関係では長い付き合いの人間しか残っていないので、彼ら彼女らの性格が悪くなっていく様をジリジリ見ている。それを思う自分も悪化しているはずだ。
ちょっと前に若い女性と友達になれって言って燃えて凍結したおじさんがいたけど少しわかる(女性でなくてもいいだろとは思うが)
無論子供のせいで疲れ果て闇堕ちすることもあるんだが
子供がいない世界は蠱毒のようで誰かの吐き続けた空気しか吸えない息苦しさがある