2023-12-03

農村に住んだことのない人が知らなさそうなこと

俺が生まれ育ったのは田畑と森と山ばかりが広がるような農村だ。

そこでは朝7時・昼12時・夕方5時の三回、町内放送音楽が鳴り響く。

それは主に農作業をする人に時刻を知らせるためのものだ。

畑では早朝から作業をする人も多く、

作業中は腕時計携帯電話などは邪魔になるので時刻が分からない。

人によってはラジオを流しているそうだが、常に聞こえる位置にいるとは限らない。

しかし休憩は定期的にしないと体を壊してしまう。

そこで町内放送で時刻を知らせているのである


上京して都内に住むようになったが、都内では夕方5時にしか音楽が鳴らない。

あれは主に外で遊ぶ子供帰宅を促すためのものだろう。

稀に、都市部から農村移住した人が早朝に流れる音楽に苦情を入れるそうだが

都市部とは音楽を流す目的が違うのだ。

早起きして農業をする人が多数派地域では、そちらが優先になるのは仕方がない。

俺はたまに実家に帰った時、午前7時の音楽聴く子供の頃を思い出してしみじみする。

早朝の音楽と共に犬たちが遠吠えを上げ、やがて通勤通学の人たちが動き出す、それが農村の朝の雰囲気である

  • 都内でも夕方に音楽流れんの!? 首都といってもまだそんなレベルなの?

  • 北海道でも東北でも早朝に音楽が流れるのは聞いたことが無い(アユタヤでは聞いた)ので、冗談なのか判断がつきかねる

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