図書館で調べものをしていたら、男子高校生二人組が近くの席に座ってきた
本を探して、席に戻ると、高校生二人は教科書を広げて勉強しているのが見えた
この図書館では自習室以外での持ち込み勉強は禁止されているんだけど、まあ自習室がいっぱいなのかなと思った
別にルールを破ってようが僕には関係ないし、注意するほどでもない
そんで、しばらくしたら二人の話し声が聞こえ始めた
あと一時間くらいで閉館だったので、うるせえからはよ帰ってよと思ってた
「もしさ、顔がめっちゃ美人だけど、性格が最悪の子と、顔は不細工だけど、めっちゃ性格よくて趣味あう子がいたらどっちと付き合う?」
しばらく我慢してたけど、「じゃあクラスの子だったらさ」みたいなクラスメイト判断が開始されたくらいで我慢できなくなって帰ることにした
そんなベッタベタなダッサイ話をすんなよというような共感性周知を感じ、恥ずかしい話題を他人様に聞かせる思春期無敵感に負け、この話題聞きながら調べものはそもそもしたくないという判断のもと帰った
注意したくもないし、関わりたくもなかった
そんな目にあったと女性の同僚の何人かに話したら、意外と「男子高校生かわいい」という反応が多かった
息子を持つ母の視点からすると、高校生にもなってそんなレベルの話をまだしていることが世間ずれしていない感じがしてよいとのことだった