ずいぶん前だけれど、
といったやりとりを見た事があって、どちらも意味が分かる人間としては「うあああぁぁぁ」といった具合にめっちゃ心に刺さってしまって、今でもその棘が抜けない。
だから棘抜きのつもりで書いてみる。
まず最初の「髪の短さを維持できる女性はお金がある」という話。これはショートヘアを維持するには定期的に髪を切る必要があるから、その代金を捻出できるのはお金持ちだね、という意味。
一方の「ロングヘアを維持する方がお金がかかる」というのは、ロングヘアを綺麗に維持するには定期的に美容室でトリートメントなどのケアが必要なので、カットと比べるとトリートメントなどのケアの方が高いから、ショートヘアと比べてロングヘアの方がお金がかかるね、という話。
そして最後の「ロングヘアの方が安上がり」というのがすごく心に刺さる。これ、貧乏人には髪型の自由もないって話なのね。美容室は1000円カットみたいなところじゃなければ3000円からが相場。これをコンスタントに払えないから、髪は何年も伸ばすだけ伸ばして、数年に一度くらい美容室に行って切ってもらう。その時だけショートヘアが楽しめる、って話。
Aさんにとって美容室とは髪を切りにだけ行くところで、それ以外のサービスは金銭的に無理だから視界にも入ってない。
Bさんにとって美容室とは定期的に通うところで、ショートヘアを維持したいなら都度カットするし、ロングヘアを維持したいならトリートメントなどをお願いするところ。
私はかなりの上昇婚をしたので、Aさんの境遇もBさんの常識も理解できてしまい、冒頭に書いたように「うあああぁぁぁ」って気持ちになるんだよね。
生活と教育水準が近くないと会話が噛み合わないやつ