2023-10-12

anond:20231012095501

元増田にも書いているように、剰余価値を生むのはあくまでも労働であって、機械からは生まれない。

なぜかというと、1億円の利益生む機械は、1億円に近い価格でないと買えないが、

人間はそういうことを考えて生産出産)量を調整されるわけではないため余っているので、1億円の利益を生む労働ももっと安く買い叩くことができる。

「1億円の価値を生める人間なら自活すれば良いのでは」なんてのは、少なくともマルクスの想定した工業化ピークの世界の話ではなく、個人組織された企業生産性でかなうはずもない。

そうでなくても、総体としての労働者がどいつもこいつも「替えの効かない存在になる」なんてことは、あり得ない。

もし「替えの効かない存在」ばかりを雇用して搾取できない企業は、剰余価値を生むことができずに競争で消える。

なお、「基本情報技術者」だの「ネスペ」だののラベルがついて給料が平均的な労働者よりも増えても、搾取されるということに変わりはない。

元増田には「搾取抗うことはできる」と書いているが、何か勘違いしていると思う。)

 

あと、これも誤解していそうだけど、別にマルクスは「労働者は搾取されないように/搾取されても大丈夫なようにしろ」みたいなことはまったく言っていない。

単に、搾取される、とだけ言っている。

  • 1億円の利益を生む機械は、1億円に近い価格でないと買えないが どういうタイムスパンの話なのかわからんけど、1億円の利益を生む機械はオペレーション等含めて経費がかかるし1億円...

    • 俺がそう思っているということではなく、資本論の説明だよ。 ここでいう利益は粗利でも営業利益でもないんだけど、まあ、お前は興味無さそうなので別にいいや。

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