2023-09-10

一ヶ月に、本を7冊読みましょう(漫画小説は除く)。

こんな風に書くと、小説漫画レベルの低いものとして扱われていると思って怒る人がいる。

漫画小説バカにするな!と反発してしまうのだ。

でも、バカにしているわけではない。

漫画小説 = 物語 を下のものとして扱っているわけではありません。

たくさん本を読みましょう(漫画小説は除く)

と主張する人の意図

たくさん「知識」を獲得することが大事

と主張しているわけです。

ではなぜ漫画小説は除かれるのか。

三つ理由があります

ひとつは、漫画小説エンターテイメントすなわち娯楽に特化しているものが多いからです。

読んだからといって、新しい知識を獲得する要素が少ないからです。

もちろんゼロではないです。

けれど漫画小説面白さを最優先して作られているものです。

知識を伝えるために書かれた本に比べれば、その要素が少なくなりがちです。

ときにはエンターテイメントのために、正しい知識とは逆行したことが書かれていたりするからです。

ふたつめは、漫画小説知識ではなく情緒を育てるためのものからです。

言い換えると「IQ」ではなくて「EQ」を育てるものからです。

どういうことか?

物語というのそもそも、なんのためにあるのか。

それは

・素直に文字にして語るのが難しいことや、

・素直に文字するだけでは読んだ人の心に響かないことを

お話」「物語」という形式に変換して語り聞かせることで

他人に納得させるものからです。

逆境でも諦めずに戦い抜こう。

・一度、死ぬような目に合うと人間はとてつもなく強くなる。

・強くなるってパワーだけ極端に上げても駄目なんだ、大事なのはバランスだ。

文字にして書かれても、ピンとこないけれど

ドラゴンボールという物語にして描き起こされると

とても「伝わり」ますよね。

もちろん、こういうことを学ぶのはすごく大事なんだけれど、

知識をつけるために本を読みましょうと主張したい人の意図からは少しズレてしまうのです。

ですから、決して漫画小説バカにしているわけではないのです。

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