映画が公開されてすぐの頃には賛否両論というより否定的な意見のほうが目立っていたように思う。
しかし、映画の評判、というか興行成績が伸びるに従って映画に対しての評価が定まってしまったように感じる。
映画作品「SLAM DUNK」は成功作であると認識されるようになってしまった。
ここからが言いたいことなのだが、作品の評価と興行成績というのは必ずしもイコールではないのに、
現代の経済ファーストの社会だと、なんでもかんでも「どれだけ売れたか」が作品評価の軸になってしまうのが残念だ。
例えば宮崎駿の「君たちはどう生きるか」を評価するにあたって、
も興行成績によって変わってるくる部分が大きいと思う。
そういうのは納得がいかない。
売れたからって、いい作品とは限らない、というのは皆わかっていることだけれど、
売れたか売れなかったかの評価軸から外せないというのも事実だ。