「あなたは自分が思うより人に好かれている」と研究結果で示される - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180921-liking-gap-in-conversations/
コーネル大学で心理学や行動経済学について研究を行う博士研究員のErica Boothby氏らによる研究チームは、5つの研究を行った結果、「会話相手が自分をどう思っているのか」ということについて本人と相手の間にギャップが生じていると結論を出しました。知らない人と会話を持った時に、相手は会話を楽しんでいるのに、自分はそのことに気づかないという現象を、研究者らは「認知の錯覚」と呼んでいます。
5つのうちの研究の1つでは、研究者は初対面の被験者をペアにし、「出身は?」「趣味は?」といった緊張を和らげるための典型的な質問を行ってもらいました。そして、被験者は会話の終わりに「あなたは会話相手のことをどのくらい好きになりましたか?」「会話相手は自分のことをどのくらい好きになったと思いますか?」ということを評価しました。
この結果、平均的に見て、「相手が自分のことをどのくらい好きか」という自己評価は「実際に相手が自分をどのくらい好きか」という評価よりも低くなったとのこと。これは、被験者が「相手が自分をどのくらい好きか」ということについて予測間違いをしていることを意味します。実際に会話の様子を録画した映像を分析しても、被験者は相手の「興味」や「楽しさ」を示す振る舞いを考慮していないことがわかるとのこと。別の研究では、人は相手との会話において生じたネガティブな瞬間から「相手が自分をどのくらい好きか」という考えが作られると信じる傾向にあることが示されました。
俺が見過ごしてきただけで世界には優しさも愛も友情も真実も勝利も全部あって、 そしてそのどれももう俺は手に入らないらしいね
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