現在ではテキストサイトは廃れ、ブログも終わり、SNSも文章から写真を経て動画に移行している。
その流れに取り残された一部の活字中毒者たちはネット小説にすみかを見い出した。
しかし、ネット小説では感想もレビューも悪口を書くことは規約違反となることが多い。読者たちが好き勝手なことを言い合う文化はない。
ネット漫画の盛り上がりはSNSでのリプライ、拡散、コメント欄で得られる同調意見によって増長される。それはかつてのテキストサイトで得られたみんなとの共通の話題の楽しみ方である。
ネット小説で自由な感想を受け付けていない理由は知っている。ネット小説の作者たちが打たれ弱いからである。
きっと、ネット小説でも盛り上がりを作ることができると私は思う。