男女は同じ賃金であるべきだという話が社会では当然のように受け入れられているんだけど、個人的にこれは本当に正しいのか疑問に思っている。
例えば、10の荷物を運ぶために男性が可能な生産が10であると仮定した時、女は体力が少ないぶん、5の生産が可能だとする。
このとき、10の男性の生産と5の女の生産に対して同じ賃金を払うことが適切だと言えるんだろうか。私としては、女は5の生産を上げているのだから、0.5倍の給料を受け取らざるを得ないように思える。給料は労働力に対する報酬として支払われるものなのだから、より生産をあげた側に高い報酬を支払うのは当たり前ではないのか。
これは単純な荷物運びの話だけではない。女はどうしても生理中はパフォーマンスが下がるのだから、その分、いつもと同じ10の仕事をするのにかかる生産は5にも2にもなりうる。その時、普段と同じ10の賃金もの支払いをすることは、それこそ女の労働力を高く売りつけていることになってしまうんじゃないだろうか。
私は労働はかけた生産に応じて報酬を受け取るべきだと思っているし、その観点では、なんでも男女平等だからといって、給料を必ずしも同じにしなくてもいいんじゃないかと考える。少なくとも、現行の賃金体系は体力の低い女にとって有利なものになっている気がしている。
こういう話をすると、「じゃあ会社に女は要らないですね」という極論を言う男性が出てくると思う。でも、現実問題として男性だけでできる仕事なんてたかが知れてるし、女の能力が必要な場面は絶対にあるだろう(少なくとも膣を使う仕事に関しては、男性の平均よりも女のほうが絶対に有能だと思う)。
それに、私が言いたいのは仕事をするのにあげた生産に対して報酬を支払う話なのだから、別に女だけに安い賃金を払えと言っているわけではないと理解してほしい。もし女のほうが男性と同じ仕事をするのにあげる生産が大きい仕事であるのなら、それに関しては女の生産に応じて報酬を払えばいいと思う。