フェミニズムは弱者のための運動の顔をしてるけど、私には強者女性のマッチョイズムに見える。
例えば、私は障害を持っていて一人で経済的な自立をするのが難しいのだけれど、そういう立場からすると女性の社会進出運動なんかを無邪気に支援できない。
ちゃんと経済的に自立できる強さを持った女性ではないから、フェミニズムには疎外されているように感じる。
自立したい人が自立できない現状がよくないのはその通りで、フェミニズムにはそうした人を支援する意味合いがあるのはわかるしそれが今の世の中には必要だってこともわかるのだけれど、私のように男性の庇護のもとにいないと生きていけないし、それでいいと思っている人間の居場所がなくなりそうで怖いのだ。
フェミニズムは正しいのだろうけれど、正しくあるのが当たり前だと主張できてしまう強い女性のための思想、つまりマッチョイズムに見えてしまう。
私のような人間はフェミニズム的には「正しくない」人間なのだろうけれど、そしてきっとこんなこと言っているとただの被害妄想だと思われて終わりなんだろうけれど、フェミニストの方よ、私の気持ちを被害妄想だと思うのだとしたら、それこそがあなた方がマッチョイズムに染まり、結局強者男性の模倣をしようとしているだけであることの証左なのだ。
弱者女性とフェミニズムの対立というのは、もっと考えられてもいいかもね