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地元が田舎すぎて嫌いだった。保守的、閉鎖的で男女差別が横行し、文化的楽しみとまともな賃金を得られるホワイトカラーの仕事が無い、そういう地域だった。
東京の大学に進学させ、東京の会社での就職を認めてくれた親には感謝しかない。
今東京で子育てしていると、日本全体が「私の嫌っていた田舎」みたいな後進地域になりつつあるのかなという感覚がある。
子供が自分の力を活かしてのびのび生きたいと思った時に、日本以外で生きていく選択肢を与えてあげなければ、という義務感がある。子を持つ親なら共感してもらえるんじゃないかと思う。
先進的な価値観を身につけてしまった若者が、日本でそこそこ幸せに生きられるのは私たちの世代が最後かもしれない。
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