戦後すぐの1947年~1949年に生まれた団塊の世代は、約689万人。
その前後の期間に生まれてきた日本人も含めると、団塊グループの総数は約1000万人に達する。
よく「日本では高齢者が多数派となっている」と言われているが、これは正確ではない。
彼らが小学生の時は日本の政治は小学生向けの政治をしていて、彼らが大学生になると学生運動が盛んになり、バブルの時には経済成長と消費をけん引した。
そして2020年代の現在、彼らが75歳前後になったので「今の日本は高齢者が多数派」になっているだけである。
ここから本題であるが、選挙に近づくと「選挙に行く意味がわからない」という不平不満をよく聞く。
でも考えてみると、今の日本の政治は完全に団塊グループ1000万人向けに特化されているのである。
20代、30代、40代、氷河期世代の人達は「数」の上では絶対に勝てない。