少子化が極限に達したいま、様々なサポートを与え少子化を少しでも和らげなければならない。
それはその通りだと思うんだけど、そういう声を上げる人たちが「子育て(大変だけど)楽しい、家族大好き!」側ばかりなのは逆効果なんじゃないかという気がする。
子供を増やすにはそういう人たちだけでなく、子供とか別に興味ないなあとか家庭も別に適当にやっといてよみたいな対極にいる人たちに子供を産んでもらわなければならない。
だけど現状は、「子育て楽しい、家族大好き!」派の、いわば「子育て・家庭オタク」によるオタク臭いアピールにしかなっていないのではないか?
オタクがオタク特有の一般人には理解し難いノリで、エヴァ13号機のなんとか形態のディテールは実はあの設定と関係していて…、みたいに興味ない人がドン引きするやり方で「子育て・家庭がいかに最高か」を語ってるのが現状ではないかと感じることが多々ある。それはオタクには通じるが一般人はその語りを聞いてもドン引きするだけで興味は持たない。「ちょっとエヴァ観に行ってみようかな」とはならないのだ。
オタク活動に興味がない一般人にアピールするなら、少なくとももっとカジュアルに軽い気持ちでちょっと見てみるくらいでいいんだよという形でなければならない。その作品に人生を掛けなくても楽しめなければならない。