2022-01-04

Spotify音楽の「国らしさ」を壊す?

年賀状で、タイ通の人に「最近タイポップスが気に入ってます。Plastic Plasticが好きです」と送ったら、

もっとタイ臭いのも聴いてみてください」と返事がきた。

なるほど、私がいいなと思うアーティストはたしかに、コテコテタイらしさがない気がする。

インドネシアあたりのアーティストも、好んで聴くのはとてもさらっとした曲で、その裏にはもっとインドネシア臭い曲がたくさんあるように思う。

極端なのはインドで、これもインド臭さを上手に抜いた曲がとても聴きやすい。コテコテインドはどうも苦手。

そこで思ったのは、「国らしさ」の強い曲はやっぱり現地で聴くととてもいいんじゃないか、と。

その土地気候文化の中で聴くためにつくられた曲なんじゃないか、と。

でもこれだけSpotify世界に広まって、リスナー世界に散らばると、そうも言ってられない。

世界中の人に受ける曲をつくらないといけない。

そうすると、例えば常夏の国の人でもちょっと季節感のある曲をつくろうか、とか

日本人からすれば、例えば「夕暮れの神社」とか、そういう他国の人がイメージできないもの歌詞に入れるのはやめようとか、

そういうリスナーを増やすために世界の平均に迎合するような歌ばかりになるんじゃないか、と。

それはそれで聴きたい曲は増えるけど、なんかつまらなくなる気もする。

ちなみに、そもそも「国らしさ」が薄い国もあるよね。マレーシアシンガポールはあまりコテコテじゃない。

今の日本音楽他国から見てどうなんだろ。

  • ネットフリックスでバナナマンのライブがスタンダップコメディに入れられてた アメリカ・ファーストになってくだけだよ

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