大好きだった祖父が死んだ。だったというのは何も死んだからそういうわけではない。もう生きている間にだった、になってしまった。母から突然きかされたうちは妾で本妻は別にいるんだという話。大好きだった祖父は、病気と一緒にどこかに行ってしまったのかなあ。
心不全1日中苦しい、苦しいとで家で苦しむ祖父に投げかけた言葉(入院をすすめてもしたがらなかったのだ。通院は母が連れて行っていた。)
「どうして不倫したの」
そして最低最悪の返事
「祖母に騙された」
泣きながらここには帰ってこない宣言。
といいつつもそのあと実家に帰るも何事もなかったかのように話しかけてくる祖父。生返事のわたし。ついにキレる祖父。
そのあともこのような状態が続いてある日、あまりにも苦しくなって入院、そしてその後亡くなった。
涙一つ出なかった。死んでくれてせいせいしたとも思った。わりかし情にあつい自分かと思っていたが、こんなにも薄情な自分であんまりにもびっくりした。そのあとも悲しくなんかなくてもはや思い出すのは、家で愛人の子に介護させて当然の顔をしてそれでもなお心不全で苦しむ醜悪な生き物に成り下がった祖父の姿。ただの憎しみだけが残ってしまった。
あまりにも苦しくてネットの海に吐き出したくなって仕事中にこんなことを書き殴ってしまった。
誰かに聞いて同情してもらいたかったのかもしれない。よくわからない。
とりあえずはてな匿名ダイアリーの初投稿である。