統治者絶対史観も一つの観点としては全否定すべきではないけど、問題は現在の日本人の通俗的な中国イメージ、特に「やはり中国はいつまでも遅れている危険な国で、それに比べて俺たち日本はまともな国」という、質の悪い願望が入り混じったイメージを補強するものでしかないこと。
現在の中国も、もちろんジャーナリストや人文社会系の研究者、政治活動家にとっては暗黒体制そのものだけど、圧倒的多数の一般市民もそう感じているわけでは必ずしもない。住民委員会やコミュニティ組織など、「生活に困ったら訴える先がある」という点では、日本よりも民主的と言える面がある。少なくとも、NHK特集ぐらいはそうした面を伝えて欲しいなあ・・・。
40年ほど前の番組だ。 子供の頃に断片的に見ていたけど、何しろビデオもろくに普及していない時代だ。 見るのも途切れ途切れになってしまい、終わりの方は全然見れなかった。 そ...
よくわかる。かつてのNHK特集の中国は素晴らしかった。歴史・紀行はもちろんだけど、現代の社会問題を扱ったドキュメンタリーも非常に質が高かった。 こないだのNHK特集は中国共産...
特に驚いたのが、大躍進運動と文革の間の時期に毛沢東の権威が低下していたことに一言も触れず、毛沢東が一貫して独裁政治を行なっていたかのような説明をしていたこと。 そうな...
>そうなんだ! 見てなかったけど、逆にその仕立てでよく「なぜ文革が起きたのか」が説明できたもんだな。 だから、全くしてないんだよね。時間がないせいもあったのかもしれない...
そうだったんか〜。最近の歴史研究的には、文革は「下からの全体主義」として 再評価(褒めるという意味ではない)すべき点が多そうなのにね。統治者絶対史観だね。
統治者絶対史観も一つの観点としては全否定すべきではないけど、問題は現在の日本人の通俗的な中国イメージ、特に「やはり中国はいつまでも遅れている危険な国で、それに比べて俺...
かつては『小さな旅』という番組も、異境をめぐる冒険の雰囲気があった(国内なのに)。
自分も再放送で見た口だけど、なつかしい。まだ海外旅行が希少価値のあった時代で、シルクロードだけではなく、「つまらないこの日本を飛び出して、見たこともない世界に行ってみ...